『ファクトフルネス』のあとがきから
あとがきに、不安とか恐怖に陥らないためにこの本が書かれたとあります。
私は知識不足と闘い、事実に基づく世界の見方を広げることに人生を捧げてきた
世界はよくなっている!というのがこの本のメッセージです。
リスクはありますが、それで地球が滅ぶ世界が大恐慌に陥るというわけではないです。
FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
- 作者:ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング,アンナ・ロスリング・ロンランド
- 発売日: 2019/01/01
- メディア: Kindle版
本の中のデータについては、データを出せる国や地域が偏っていないか?と疑問に思いました。
そしたら、そのデータが地球上のどれだけの地域をカバーしているかを見ることが必要です。
その割合(割合が大切)は、面積の割合か、人口の割合か、国の数なのか、それも見る必要があります。
このように、事実に基づくという事は難しいです。
コロナに関して
それと同様にコロナについて
「正しく恐れる」 とよく言われますが、
寺田寅彦は「正しく恐れるということは難しい」と言ったのだそうです。
これも、事実に基づいて(データを分析して)恐れましょうということでしょう。
パンデミックの時、人々の生活や感情がどうだったかは歴史では残されません。
短歌などの文芸、芸術の中に記録されるというお話が心に残りました。
私の場合
世の中がよくなっていることを考えてみました。
すぐ思いついたのは、お風呂です。
今はスイッチ一つで湯張りができます。
子供の頃、ガスになったのですがマッチで点火するのです。
その口火に、レバーを回してガスを出して着火するようなタイプ。
時々上手につけられず、ボンと小爆発。
怖くて怖くて、それでもお手伝いでしなくてはならなかったです。
結婚した後、ぐるぐるレバーを回して着火するタイプ。
それでも、小爆発があって怖かった。
今でもトラウマになっていて、点火式の湯沸かし器は後ずさりしながら。
怖い思いをせず、湯張りをしたりお湯を使えることに本当に毎日感謝しています。
世界はよくなっている
低栄養の人の割合は、1970年の28%から2015年には11%に減っています。
識字率は1800年の10%から2016年には86%まで上がっています。
『ファクトフルネス』の中には
・増え続けている16の良いこと
・減り続けている16の悪いこと
のグラフが載っています。
世の中が良くなっていること、実感できることをたくさん見つけることができます。
悪くなったこと、悪いままでよくならないことばかりの報道に目が向きがちです。
よくなっていることに感謝して、心穏やかに暮らしたいです。