図書館閉館
感染防止のため、リクエスト図書の貸し出しだけをしていた図書館が
今は全面閉館になりました。
ちょうどリクエストしていた本を取りに行って、それまで借りていた本の
延長をお願いした日からでした。
返却はすべて5月7日。
それまでもブックポストには返せます。
本当に異常事態がどんどん拡大してきました。
借りている本
赤毛のアンシリーズについて原稿を書いていたので、その参考書。
そのほかに以前知人から紹介されて興味があった本
金子みすゞと従兄弟の川上雅輔をモデルにした事実を基に創作したフィクション。
松本さんの本棚
『私の本棚』はいろいろな人が書いていますが、松本侑子さんのもあります。
アンの翻訳者として知った松本侑子さんが、ご自身の読書体験と今まで発表した書評が収められています。
読書が大好きな松本さんが源氏物語の古典から漫画、ファンタジーまで好きな本が広がっていくようすが面白いです。
彼女にはあることに熱中するブームがあって、源氏物語ならいろいろな人の現代語訳を読み装束や香道など関連まで調べ尽くす熱心さです。
大学時代から関心のあった「女性学」には変わらない熱意でもって、考えを深めています。アンのシリーズもフェミニズムの視点で解説しています。
読みたい本
松本さんが紹介する本はいずれも魅力的に書かれていますが、
図書館が復活したら読みたい本は
井上輝子『女性学への招待』
青野聰 『母よ』
荻野アンナ『私の愛毒書』
など。
読書の楽しみ
感染の拡大がとまらない新型コロナです。
これからの経済のことなど、テレビでもyoutube動画でも不安な情報ばかり流されています。
それにどっぷりつかっていると、どんどん気持ちが萎縮してしまいます。
コロナの後、経済が混乱しても生活が不便になっても、読書は世界を広げてくれます。
図書館の再開も待ち遠しいですが、著者や本屋さんのためにお金を使うことも自分のできる経済活動だなぁなんて考えました。