突然のピンポン
家にいたら突然のピンポンで、作業服姿の男性。
「お宅の屋根、どうしたんですか?」
とのことです。
最初これは詐欺かと思いました。
よくありますよね。
屋根瓦が剥がれているというのです。
外に出て一緒に見たら、本当に屋根瓦が一部落ちていました。
近くで屋根の工事をしているという話ですが、こういう詐欺行為が多いという情報がたくさん入っています。
素直になれません。
我が家の場合
自宅は近くの不動産屋さんから土地を購入し、そこの社長と一緒に設計したものです。
社長は一級設計士でユニークな設計事務所で活躍していたのですが、親族の不動産屋さんの跡取りとなったという経歴の方。
施主との長いお付き合いを信条としていて、どんなことも相談に乗ってくれます。
この屋根についても、そこにおまかせすることにして、指摘してくださった男性にはていねいにお礼を言いました。
この話を誰に話しても、「それはあぶない」と言われます。
今は親切そうな話に安易にのることができない世知辛い世の中です。
我が家は家のことは修理やリフォーム、全部その信頼できる不動産屋さんにおまかせできて本当にありがたいことです。
実は見ていた
壊れた瓦は、裏のアパートの庭に落ちていて、不動産屋さんが手配して下見に来た業者さんが処分してくれました。
そういえば、私は落ちた瓦を見ていたのに気がつきました。
二階の窓から見える裏のアパートの庭に、ゴミが散乱しているのです。
どうしてここがゴミ置き場になっているのかと、気になっていたのです。
その中に確かに瓦もあったのですが、それが我が家から落ちたものだとは思ってもいなかったのです。
私の想像力不足です。
見ても、それがどういうものかとしっかり見ていなかったのです。
意識しての行動
目に映っていても、本当には見ていないことに気がつきました。
一つ一つの行動を意識的にしようと思ったり書いたりしていても、なんとぼんやり過ごしているのでしょう。
食べること、読むこと、書くこと、そのことに集中すると何度も書いているのに、身についていないのは、悲しいほど。
それともう一つ気がついたこと、
ものがたくさんあると一つ一つのものの存在が薄くなり、意味もかすんでしまいます。
もっと家の中で、目に映るものの数を少なくしたいとも思いました。
少なければ少ないほど、大切にできるからです。
それが、ものを欲しがらないことにつながります。
管理できる量は、年ごとに少なくなることも肝に銘じて。