70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

久しぶりの再会 詩吟のお仲間と滑舌練習

偶然

所用があり行った市の施設で懐かしい名前を見つけました。

以前所属していた詩吟の会が、

年度替わりの施設の都合でいつもの場所が取れなかったのだそうです。

ちょっと覗いてみたら先生が遅れてくるとのことで、

雑談をしていました。

新しい方も入って活発な様子に安心しました。

世話人の方と数年ぶりの挨拶をして、

滑舌練習を一緒にしました。

会の詩を全員で吟詠するところも一緒に。

しばらく練習も見学させてもらいました。

 

腹式呼吸など

詩吟をしていたことは今の音訳にも役に立っています。

腹式呼吸や声を出すことです。

今は詩吟でも音程練習もしっかりしていてびっくりです。

合唱もしている方が音頭をとって指導していました。

私は音痴だから詩吟を続けていたら、

きっと音程でつまずいていたでしょう。

 

じつは音訳でもそうなんです。

音の上げ下げを耳で聞き分けること、

自分でも音程をコントロールできたほうがいいのです。

私は苦手です。

だったらピッチ練習をすればいいんです。

音の上げ下げを2拍とか3拍で連続練習のプリントがあります。

 

滑舌練習

ちょうど私も北原白秋の50音練習をしたのですが、

詩吟教室でも同じ教材を使うので今日は2度も練習することに。

「偶然」に驚きました。

その他のお口の体操もたくさんしました。

思いがけず音訳の勉強になりました。

 

詩吟は月に1回のお稽古だと思うのですが、

みなさんとてもお上手になっていました。

わたしも見習って音訳のための滑舌練習しようと思った次第です。

 

これ覚えてお風呂の中でも練習したいな。

詩吟のみなさん、とてもよく声が出ていて素晴らしかったです。

五十音 (北原白秋)

通称は『あめんぼの歌』

これは單に語呂を合せるつもりで試みたのではない、各行の音の本質そのものを子供におのづと歌ひ乍らにおぼえさしたいがためである。

水馬あめんぼあかいな。ア、イ、ウ、エ、オ。
浮藻うきも小蝦こえびもおよいでる。

かきくり。カ、キ、ク、ケ、コ。
啄木鳥きつつきこつこつ、れけやき。

大角豆ささげをかけ、サ、シ、ス、セ、ソ。
そのうを淺瀬あさせしました。

ちましよ、喇叭らつぱで、タ、チ、ツ、テ、ト。
トテトテタツタとつた。

蛞蝓なめくじのろのろ、ナ、ニ、ヌ、ネ、ノ。
納戸なんどにぬめつて、なにねばる。

はとぽつぽ、ほろほろ、ハ、ヒ、フ、ヘ、ホ。
日向ひなたのお部屋へやにやふえく。

蝸牛まゐまゐ螺旋卷ねぢまき、マ、ミ、ム、メ、モ。
うめちてももしまい。

燒栗やきぐり、ゆでくり。ヤ、イ、ユ、エ、ヨ。
山田やまだのつくよひいへ

雷鳥らいてうさむかろ、ラ、リ、ル、レ、ロ。
蓮花れんげいたら、瑠璃るりとり

わい、わい、わつしよい。ワ、ヰ、ウ、ヱ、ヲ。
植木屋うゑきや井戸換ゐどがへ、おまつりだ。