実習
講習会の参加者が25分ずつの模擬講習をする実習がありました。
体調が悪くて一番最初にしていただいたので、
今から思うと反省点がたくさんあります。
講師の先生方からは、実践的な指摘をいただきました。
全体をまとめてみました。
①最初にその講義が全体の講習の中でどういう位置づけかを説明する
それまでどの講義を受けたかを把握して話を進める
②初心者を対象にするから、難しい言葉(音訳でしか使わない言葉)を使わない
例 サピエ図書館、合理的配慮の提供、拡大読書機
③大事なことは繰り返し、言い方を変えて何度も説明する
何がここで分かって欲しいかポイントを決める
④参加者がつかえたり誤読したときはそこで止めない
自分で気がつくことが大切、気づいたことをほめる
気づくことが勉強になる
自分で考える力が育って欲しいから
⑤参加者に「すみません」といわせない。
どんどんまちがえて学んでいくのだから謝る必要はない
⑥参加者と対話するように、質問をしやすい雰囲気を作る
他の受講生の実習
私は最初に終わったので、あとの実習は余裕で見ることができました。
みなさんそれぞれの工夫を拝見して、参考になります。
受講生の答えを列挙して板書をする人、
講義の合間にその具体例の本や写真を掲げてみせるのもいいです。
さすが10年くらい音訳をやっている方は知識も実力もあります。
参加者役の方は実際に音訳に携わっている方なので、
かなりするどい質問もありました。
講義するよりも質問に答えることの方が難しいと思います。
付け焼き刃の知識では対応できないのです。
フリートーク
実習の後は講師先生の2人を囲んでのフリートークの時間がたっぷりありました。
そこでは自分たちのグループが直面している問題を出して、
他ではどうしているかなど話が盛り上がりました。
例えば広報の音訳で無償であること。
ステップアップの勉強会の開催について、講師の依頼について。
低くて沈んだ声の人の指導法についても、みんなで知恵を出し合ったり。
この講習会の後も同期で勉強会を定期的にしているグループもあるそうです。
私たちもLINEのグループを作ることにしました。
実際に講習会の指導をする方は、この中の幾人かでしょう。
私はもっと経験を積まなくてはできません。
今日は市議会だよりのルビ原稿をもらい下読み、
明日の午前中で録音、午後は指導者養成講習会。
あさっては一日かけてチームで市議会便りの作成をします。
1回1回が勉強と研鑽です。