70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

【内田舞先生】しずかちゃんのように生きなくてもいい 「幸せに生きる」「社会正義」が人生の目的

ソーシャルジャスティ

内田舞先生のお話の中で度々出てくる言葉です。

ソーシャルジャスティス social justice、社会正義です。

内田さんは小児科精神科医脳科学者です。

プロフィールを詳しくお話ししてくれて疑問が解けました。

北大の医学部在学中にアメリカの医師国家試験を受けて、

イェール大学でレジデンスを始めた理由です。

日本の医学部では女性はマイノリティで、

先輩からもキャリアを築くためには子どもは諦めろと言われたそうです。

日本の医学界では女性が差別されているのです。

日本では幸せに生きることが出来ないと考え、

幸せとキャリアどちらも諦めなくてもいい

アメリカに自分を置きたくて猛勉強したのです。

 

小学生の時住んだスイスでもアジア人としての差別も受けています。

 

そんなことから、差別と偏見について強く異議を唱えます。

社会性正義が人生の課題となっています。

 

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もっと詳しくその辺のことを、日本の女子医学生

そのパートナー(男性も女性も)に向けてお話ししている動画がありました。

www.youtube.com

2007年北大医学部卒ですが、今も変わらない状況なのかしら。

 

ドラえもんの中でしずかちゃんの役割

日本のコミックは好きだけどその中の女の子の描かれ方は問題がある。

内田先生から指摘されて初めて気がつきました。

賢くてやさしく、家庭的にもリソースもある少女が、

子ども達のグループの中でリーダーシップをとることがないのです。

 

しずかちゃん問題と言われたとき私が思ったのは、

「たいして能力のない男性と結婚して平凡な奥さんになったこと」

が問題だと思っていました。

確か結婚したのも勘違いの結果だったような。

 

そんな勝ち組負け組という価値観で考えた私は間違っていました。

 

幼いときでもその時その時に、

自分の意見を言えるか、

最適な行動指針を示してリーダーシップがとれるか、

それが必要なんですね。

ついていくだけ、

それがいけないんです。

 

しずかちゃんにならない

日本ではしずかちゃんのように生きなくては行けないのか?

それが内田先生の心をモヤモヤとさせました。

日本では自分は幸せになれないと思います。

しずかちゃんにならなくてもいい世界がある、

それが外国だったのです。

キャリアを諦めないくてもいい、

子どもや家庭を持つという希望を諦めなくてもいい、

自分の意見を尊重しつぶさない職場は日本にはないと結論したのです。

 

卒業後すぐに米国での医学研修生生活は、

なるのも猛烈な勉強をしたのですが、

研修生時代もそれ以上に必死で勉強をなさったそうです。

 

そうして得た今のポジションなんです。

 

心身共に頑健だったと思います。

 

たくさんの若い人にこの動画を見て欲しいと思います。

 

内田先生はジェンダー差別や人種差別に反対します。

社会正義のために声を上げています。

にこやかに穏やかな口調ですが、主張は一貫しています。

幸せに生きるための場所を求めて努力してきました。

そしてたくさんの人が幸せに生きることが出来るようにと、

活動をされているのだと思います。

 

決してスーパーマン(ウーマン)ではなく、

挫折も経験してそれも開示して下さいます。

 

しずかちゃんになりたい人もいいけど、

ほかの選択肢を選んでもいいと言うことです。

 

内田先生にはいつまでも幸せに生きていただきたいと思うと同時に、

わたしも自分の幸せを求めて生きていこうと思いました。

そういうメッセージなんです。