70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

SF小説のような世界が現実に アーサー・C・クラークを読む

想像以上

いまのコロナ肺炎感染の広まりは、当初想像していた以上です。

3ヶ月前には思ってもいなかったことが、毎日のようにアップデートされます。

義務教育の学校を休校にするなんて、実施される前日まで想像できなかったです。

まるでSF小説のような世界だなぁと思っています。

 

100分de名著

NHKの「100分de名著」3月はSF小説の大家アーサー・C・クラークの特集でした。

『パラサイトイブ』を書いた瀬名 秀明さんの解説も楽しい。

クラーク大好き!宇宙大好き!が表情にあふれています。

 

私はクラークの『地球幼年期の終わり』が大好きです。

若い頃は、自分の考え方を変えた本としていつも挙げていました。

今の地球の人類は、次の段階に進むための揺籃期のようなものだという内容です。 

 全く異次元の意思の疎通もできない新人類が出現します。

 

次の段階へ

今のパンデミックで閉塞感に満ちた地球について考えます。

これは、人類の価値観を大きく変えることになるのではないかと。

自分には何が必要か

何を大切にしたいか

明日死んでも悔やまないような生き方をしているか

 

そんなふうに、人類全体が新しい(それが高次なものだといいのですが)

価値観を獲得する機会でもあるのかしら、って思います。

 

SF小説では、ウイルスによる人類の危機の他にも

・宇宙人の襲来

・大隕石の衝突

・未曾有の災害

などに、どんな風に知恵と勇気を振り絞るかが描かれています。

人間のコントロールを超えたものとの闘いです。

 

こんなときこそ、人間も捨てたものじゃない、こんなにも立派な人がたくさんいるんだって発見をしたいです。

 

医療関係者の方々、物流を担っている方々、営業を控えて耐えている方々、

たくさんの方に、エールを送りたいです。

 

外出の自粛が続く中、本をたくさん読んでいます。

コロナ関係のニュースばかりに心を奪われてしないようにです。

パラサイト・イヴ (新潮文庫)

パラサイト・イヴ (新潮文庫)

 

 こんな本も書いています。 

パンデミックとたたかう (岩波新書)