プロを目指して
6月から市で開催された「音訳ボランティア養成講座」に通っていました。
「音訳」とは、聴覚障害者などの目の代わりに情報を音に置き換えて伝えることです。
主に、市報などの公共機関の情報や図書館の資料を音訳することが仕事内容です。
軽い気持ちで参加したのですが、責任も伴いプロの意識を持って欲しいと言われました。
不特定多数の方に聞いていただくものを作るのですから当然ですね。
私は、新聞を代わりに読んであげるとか、高齢者にも聞き取りやすい声でコミュニケーションできるようになりたいとか、単純に考えていました。
講座を終えた8月は、実際のボランティア活動の見学や勉強会に参加しました。
遅い出発ですが、今からでもプロを目指します。
9月から活動に参加することにしました。
奥が深い
先輩たちの様子を見て、学ぶことがたくさんあること、日々の研鑽が必要なことがわかりました。
読む前の「調べ物」が仕事の半分以上を費やすので、検索技術が必須です。
辞書も一つだけではなく複数にあたって正確さを期すのです。
利用者に応じて漫画から学術書までの幅広さに対応する必要があります。
今までの知識が活用できるともいえますが、これから身につける知識や技術もたくさんです。
始めると決めたからには、片手間にすることはできません。
やめたこと
2年前にアイアンガーヨガセンターに通うことを決めたときは、
ヨガにお金も時間も使うと決めていました。
音訳の勉強を生活の中心にしようと思い、ヨガセンターに通うことはやめました。
音訳にお金も時間も使う
ことにしたのです。
お金も時間も有限だからです。
ヨガは続けます。
ヨガセンターで学んだのは、家でもヨガを実践することです。
生活の中でヨギーニを目指すことは変わりません。
出発
65歳からの学びです。
お役に立てるまでになることがまずですが、それ以降も長く活動できたらと思っています。
ヨガで心身を整えたことが、そんな気持ちを支えてくれると思います。
思えば小学生の時、放送部でマイクの前に立っていました。
全国でもめずらしい校内テレビ放送をしていました。
その頃のことが思い出されます。
なんだかウキウキしてきました。
新しい場に歩み出します。