70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

ミラクルボディ ヨガ目線で気づいたこと

NHKスペシャルのミラクルボディ

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何気なく見ていたのですが、以前から好きな番組です。

録画していて、暇な時にまとめてみています。

「 復活!日本柔道 “柔よく剛を制す”の秘密」という回で

柔道の選手2名を取り上げた番組が特に面白かったです。

以下の二人の選手を取り上げていました。

男子100kg級の羽賀龍之介選手

鍵となったのは、敵の重心を崩し、まったく抵抗できない状態を作り出すテクニック。柔道界で言う「剛体(身体がこわばり、動けない状態)」を作り出しているのだ。

男子60kg級の高藤直寿選手

敵の動きを予測し、先回りして倒す技を持つ。目ではなく、身体で感じる相手の力を瞬時に読み解いて、先を見通すことができるのだ。

(NHKのサイトからの引用です。)

 

体の軸がまっすぐ上に向いている

芳賀選手が得意とする内またをかけるときの力の向きを解析した動画を見たとき、「あっ、軸がまっすぐ上に向いている!」と感じました。

相手の重心の真下に軸足を入れて、その力がまっすぐ、全く無駄なく上に向かっているのです。

だから、大きな相手も軽く飛ぶように投げられてしまいます。

ヨガでも、身体の軸を感じましょうとよく言われるます。立木のポーズやひねりのポーズでも軸を立てることを意識してと言われます。

立木のポーズでは、自分がよろけないために軸を探すのだと思っていたのですが、芳賀選手の動画を見て、自分の力を一番効率よく使うためなのではと思いつきました。

ねじりのポーズでも、ついついたくさんねじることを求めてしまうのですが、いつでも軸がまっすぐ上に向かっていることのほうが大事なのではと思うようになりました。

斜めになっていては、十分にからだのパフォーマンスを使えていないと思います。

パフォーマンスを求めるのがいいのかどうかわかりませんが、身体にとって心地よい伸びを感じるためには、まっすぐ上に向かうほうが安定感があるはずです。

出来上がりの形にこだわらず、ぶれないかつ心地よいパランスを目指してポーズをとりたいと思います。

そのとき、芳賀選手のまっすぐな力の線を思い出したいと思います。

胴着をつかむ指先の感覚

60㎏級の高橋選手は連続して技がたくさんでるのだそうです。

瞬間の判断で自分の引き出し(たくさんの技の引き出しを持っている)から技をだし、それが効かなかったら即座に別の技をかけるという瞬間の判断を続けていくとのことです。

どうして技が決まったかどうかわかるのかと聞かれて、胴着を持った時の指の感覚でわかるんですと答えていました。

そのとき、「これもヨガと同じだ!!」とひらめきました。

ヨガでも、手先の指の感覚、足の指の感覚までていねいに感じていきましょうと言われます。

その時の身体の感覚、心の感覚を味わい意識していくことです。

こういう動作のていねいさが、自分のこころのていねいさ、相手の心をおもんぱかるていねいさにつながり、生きることのていねいさにもつながるのではないでしょうか。

ていねいに生きることで、仮かもしれないこの世の中を豊かに生きることになります。

あれこれ情報を取りに行く執着 あさましさ

たくさんの情報があふれていると、ついつい新しことを追いかけていきがちです。

健康法・生活術・ダイエット法・節約術など人々のこころをそそる情報が割と手軽に手に入るようになって、こころがふわふわしてしまう気がします。

わたしも、テレビの情報番組をだらだら見続けたり、本も手当たり次第によんでみたり、腰が据わっていないなあと感じることがたくさんあります。

大事なことは、そんなにたくさんないし、ヨガの中には深くて豊かな知恵があります。

もっと、ていねいに、ていねいに、あさましくならないようにしたいです。

 

抜歯以来身体を怠けさせていたので、そろそろ生活のリズムを整え直したいと思います。

 

手始めは毎日の逆立ちとプラークチャレンジかしら?