70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

厚い本が積ん読状態 何のために読むのかしら

図書館で借ります

ブログ記事や動画で紹介され、

気になった本を図書館にリクエストします。

さらに同じ著者や関連する本もリクエストします。

実用本や教養本が多いのですが、

最近はちょっと堅い本も。

利己的な遺伝子』はかなり話題になった世界的ベストセラー。

人間が利己的であるのは、遺伝子的に書き込まれている自然なことという話。

本来人間には仏性があり、利他の心を持っているという仏教の教えとは相容れない。

教養として読んでみたいと思いました。

図書館で渡されたのは想像以上に分厚い本でした。

腰を据えて読む必要があります

まだパラパラとしか読めていません。

おもしろそうなのですが、これを読んで何の役に立つのかしら。

人間の本質について、ワクワクする発見があるのかしら。

 

それよりメイ・サートンの『70歳の日記』は、自分の心に響く箇所が多く

手元に置いておきたくなります。

自分は世界一幸運な人間ではないかと思うことがときどきある。詩人が真に望むのは、自分が詩の贈り物をすることができ、それが受け入れられると知ること、それ以外にはないと思うから。反対に不運な人とは、自分があたえられることのできる贈り物を見出せず、また心からの贈り物が相手に受け入れられないと感じる人。

こんな言葉に出会うことができます。

 

そんな部分は私にない、と思っていたのが

私もそうなのかもしれないと思い直すことがあるのです。

何度か読むと、そのたびに著者の心の襞まで味わえるような深さがあります。

『ミセス・スティーヴンスは人魚の歌を聞く』は

メイ・サートンが同性愛をカミングアウトした作品。

発表後に大学の教職を追われ、メディアや世間から冷たくされました。

以後の田舎暮らしの原因にもなったのでした。

 

洋裁や料理の実用書は手元に置いてすぐ開きたいけど、

心の栄養のような本は買おうとしない、

それが今の私の現状です。

 

次に借りたい本はこの2つかな