上座部仏教とは
釈迦本来の教えをそのままに伝えられている仏教です。
以前は小乗仏教といわれていましたが、
これは大乗仏教側からの蔑称なので今では
佐々木閑先生の動画を見ていたので、
原始仏教についてある程度の知識はありました。
たくさんの著書
著者のアルボムッレ・スマナサーラ師のことは知らなかったです。
2冊借りましたが、理由はイラストが多くてわかりやすそうだったから。
ブッダのことは宗教者としてより、
心理学者として解説されています。
真理に目覚めた人とは、
人間の心の働きの真理を解明したと言うことです。
細かく分析していますよ~。
心には「心所」という52の成分でできている。
52の心所には、善の心所もあれば、悪(不善)の心所もあります。
そして、大小・強弱があります。
仏教の修行の目的は、善の心所を大きく強く育てることです
生まれつきいい人とか悪い人とかはなくて、
どの部分が出現(発露)するかであるという考え方は、
インド哲学にもありました。
種はどんな人も持っているってことです。
善の種も悪の種もです。
心の成分をキャラクターにしたイラスト図解で楽しく学べる
というキャッチフレーズですが、
とても覚えきれないです。、
覚えないと理解はできないし、これは難問です。
52の心所を組み合わせるパターンを覚えやすくするために、
アビダンマでは89もしくは121に心が説かれています。
その中に「欲界心」54種類が入っています。
これを理解するためには何年もの修行が必要になります。
心も科学的に見よう。
俯瞰して客観的に見ることで自分の心の平安が得られる。
なぜ不安なのか、なぜ怒りが湧くのか、何が怖いのか、
対象を分析できること、
心のどの部分が湧いてきているのか、
考えることで、
平常心に戻れると言うことなのかしら。
上手くいかないようになっているのが人生だからって書いてあります。
そう思えば、心が少し軽くなる?
いい呪文になります。