元気が出るアサナ
アルダ・チャンドラアサナの練習をしていたときの純子先生の言葉です。
「ヨガのアーサナは ビジュアルマインドなんです。ただ手や足を動かしているだけでなく、眼にみえない心まで動かすことができます。」
昔難しい会議に出る前に、このアーサナをしてから部屋に入ったというエピソードを交えてのレクチャーでした。
アルダ・チャンドラアサナでは、手も足も精いっぱい伸ばします。胸も大きく広がりますが、その時心ものびやかになっていくのです。
小さなことにくよくよしない、大きな気持ちになれます。
片手片足で立っていると、自分への信頼感が芽生えるのかもしれません。
困難に向かっていく、勇気が出てくるのだそうです。
みえない心も動かす
胸を開くと、こころも開くというのはまるで言葉のあやのようですが、解剖学的にも理由があります。
胸郭が大きくなると肺にたくさん空気がはいり、酸素も十分供給されることになります。
他にもリンパ液とか内分泌の循環も促進されると想像されます。
NHKスペシャルでやっていた各種の「メッセージ物質」もたくさん出ることになるかもしれません。
「人体の中で臓器同士や細胞同士が繰り広げている情報ネットワーク」に着目することで、医療は大きなパラダイムシフトを迎えています。これまでは病気ごとにそれぞれの臓器を診ることが医療の中心的な考え方でした。しかし、現在はそれだけでなく臓器同士のネットワークに注目して治療を進めることが大切なポイントであることがわかってきました。臓器の出すメッセージに耳を傾けることが、治療困難な様々な病気を克服する切り札になると考えられています。(NHKのHPより)
アイアンガーグルジはヨガを解剖学的心理学的に研究したそうです。
もっと細かい分子的な健康効果が、最新の研究でわかるようになるかもしれないです。
肉体と精神の関係、心のありかた、生きる目的などヨガからの学びは広くて深いです。