柚木麻子さんの3冊目。
本当に面白くて一気に読める。
この本は読んだ後、ただ元気が出ただけでなく感動した。
私の心に響くセンテンスがいくつかあった。
私は確かに高尚な人間ではないかもしれないが、努力は惜しまない。だからきっと欲しいものは、この先も一つ一つ確実に手にできるはずだ。(p165)
わたしにたりないのは、努力。
「そうだな。われわれは作り話が得意だ」
作り話が得意だっていいじゃない。私は作り話が行けないことだって思っていた。
妄想を楽しむことを禁じていたんじゃないかしら。
そこのところを突き詰めて考えてみよう。
もっと、気持ちが楽になり、楽しく生きることができるようになるかもしれない。
妄想力でもって心をはばたかせるって楽しそう。
それだけで幸せだ。
つまり幸せは外に求めるのではなくて、自分の心の中にあること。
ここにも、インド哲学とのつながりを見つけた。