70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

中耳炎が長引いて鼓膜の切開 浸出液を出しました

風邪から中耳炎

風邪をこじらせて中耳炎になりました。

喉が痛くなっても軽く考えて動いていたら、

耳が塞がったような、プールで耳に水が入ったような状態に。

耳鼻科で軽い中耳炎といわれ、抗生剤を含んだお薬を1週間出してもらいました。

それでも耳の異常は治らず、

いつも耳の中で血液の流れる音がドクドクする状態が続きました。

 

お正月でクリニックがお休みの間、

自然に治るはずと我慢していたのですが、

毎日不快でした。

今日クリニックが開いたので早速受診。

 

方法は二つ

中耳炎で浸出液がたまっているからで治す方法は二つ。

1 薬を飲んで治るのを待つ

2 鼓膜に穴を開けて浸出液を出す 

 

早く治るのは穴を開けるのだというのです。

来週は旅行の予定もあるので浸出液を出してもらうことに。

すぐできますと言うことで、その場で手術(ってほどじゃなく処置)

 

処置

ベッドで横になり耳の中に麻酔薬を入れて10分ほど待ちます。

ちょっとジンジンして、麻酔が効かないようだったらどうしようと不安。

痛くっても我慢しようと、今までの痛い経験をいろいろ思い出しながら

痛みに耐えることをシミュレーション。

10分で麻酔液を耳を傾けて出したら、また待合室へ。

ベッドで手術かと思ったら、

普通に診察椅子に腰掛けての処置でした。

 

診察椅子に深く腰掛け横を向き、

看護師さんに軽く頭を支えられます。

処置は歯医者さんより痛くなく、2,3分で終わりました。

詰まっていた耳が完全ではないけどすっきり。

処置していただいて本当に良かった。

支払いも2000円ちょっと。

 

不快感だけでなく不便

年末年始を不快に過ごしました。

一日中耳の中で血液の流れる音がします。

たぶん聞こえも悪くなっていて、

音の方向が良くわかりません。

圧力釜で蒸気が出たときの「シュー」と言う音が

ほか方向からいつもと違う音に聞こえてしまいました。

すぐ気が付いて良かったけど、少し焦げました。

 

自分のしゃべる声もとても変に聞こえますし、

他の人も声も良く聞こえません。

このまま難聴になったらどうしようと不安にもなりました。

ちょうどヘレンケラーを扱った『奇跡の人』の映画や、

盲ろうの大学教授福島智さんの実話『桜色の風』をEテレで見たりしました。

gaga.ne.jp

 

映画の中で福島さんが視力に加えて聴力も失って絶望的になったあと、

「僕には考えることができる」と顔を上げた場面が印象的でした。

 

もし耳が聞こえづらくなっても、自分にできることをしよう、

なんて考えていたのです。

 

不安や苦しみに打ち勝つためひきだし

ちょっと病気して調子が悪くなると、

その不快感や不便さを嘆きたくなります。

私は回復したから良かったけど、回復しないってことも

これから出てくるでしょう。

そんなときどんな風に受け入れていけるか。

そのために必要なのが心の修養、

例えば禅だったり哲学だったり、先人の知恵を学ぶことなど。

 

その場にあたって慌てふためかないために、

引き出しをたくさん持っておくってことなのかしら。

被災者の方を思って手を合わせました