70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

84歳のおじいさんのバッグ作り 幸せな老後のモデルです

病床から立ち上がる

人って頼りにされると元気が出るようです。

病気がちで寝たきりになりそうだったおじいさんが、

「ミシンを直して欲しい」という娘の依頼に立ち上がったのです。

直したミシンを使ってみると、ガチャガチャと進んで縫われる様子が楽しくて

ミシンかけが好きになって物作りにとチャレンジしていくのです。

今では予約で1年以上待たなくてはならない人気商品に。

g3sewing.com

孫たちは宣伝部隊

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家族のヘルプ

職人気質を知っている娘さんがミシンの修理を頼んだのはナイスプレー。

完成品の糸くずを取って検品しているのが奥様。

SNSを駆使して宣伝を引き受けているのがお孫さんたち。

ご家族の連係プレーが素晴らしいです。

これからの高齢化社会で、家族仲良くするためのヒントがあります。

それぞれ、思いやりと想像力があります。

摩擦だってあると思います。

頑固になった高齢者に、そっぽを向く場合も多いのではないでしょうか。

それまでの生活や性格で、歩み寄れない気持ちになることも。

それでも「より楽しい」方向を目指して気持ちを向けていきたい、

工夫をしていきたいと思います。

 

利他

仏教の大事な教えに「利他」があります。

勝間さんもよく「利他の5乗 giveの5乗」って語っています。

人に親切にすると、自分が幸福感を得ることは科学的なエビデンスがあります。

だから、困ったときはどんどん人に頼ればいいのです。

困ったが解決したとき、頼られた人も幸せになれるのですから。

できないことを認めて人に頼ること、男性は苦手な人が多いように思います。

そんなプライドを傷つけないような配慮をしながら、

頼れるバッグ職人に育て上げたのは、ご家族のチームプレーでした。

そして、バッグ購入者からも喜ばれて幸せの輪が大きくなっています。

「頼り、頼られる」ことって幸せへの入り口だと思います。

私も自分の弱さやできないことを素直に認めて、

時には「ヘルプ!」って声を上げながらでいいのだと得心。

自分も人を助けたい、役に立ちたいという「利他」の気持ちで

幸せな気持ちをたくさん味わって暮らしたいです。

 

 

そして、

私もミシンの腕をもっと上げたい気持ちになりました!

デニム生地で何作ろうかな