50歳で老いに向き合う?
うちこさんのブログを見て読みました。
50歳になって喘息になった著者が、
女性にとって50歳って体が変わる時ではないかと思い、
それから老いについていろいろ調べ始めます。
5人の専門家の監修の元、やさしく解説しています。
私はもう1世代上を生きているわけですが
老いを感じると言うことでは同じなのだなと感じました。
私は70歳目前にして少々感じているわけで、
実は今まで老いと言うことを考えた事はありませんでした。
50歳での身体と心の変化を私は見過ごしてきたのかしら。
忘れてしまったのです。
自分が老いて体力とか生活が変わったと言う実感はないのですが、
この春の屋久島旅行に行った時大きく体調を崩し、
旅行先であまり動けませんでした。
それは環境の変化などのストレスに対して
気力と体力がついていけなかったのでしょう。
この本では老いについて認め、
諦めることはいさぎよく諦め、
でも活動的に好奇心を失わない生き方を教えてくれます。
人間だけにある老いを生きる期間
人間と他の生物との違いは人間は生殖行動ができなくなっても生き続ける時間があると言うこと。
自然界では生殖できなくなる=死
に対して人間は閉経しても生きている。
おばあさんになれるのは人間だけ。
50歳までは生物として生きる価値があり、
生きるようにプログラミングされている。
50歳以降は自分で生きるための工夫が必要なのでは
と考えると生き方に自覚的になる必要があります。
骨と筋肉は使わないと衰える
50歳以降の生活のヒントが科学的知見に基づき
具体的に書いてあります。
・骨の老化に立ち向かう骨細胞に危機感を持たせて骨芽細胞を出す。
そのための運動
骨を再調整するために必要なのはタンパク質とカルシウム
それとストレスをためない
・筋肉を衰えさせないためにはひたすら運動すること
無理に速筋を使わず、遅筋を使うこと。
正しい立ち方と歩き方で鍛えれば良い
筋肉に引退はない
歩くだけでいい
私が取り入れようと思うのは、とにかく歩くこと。
良い歩き方をすれば遅筋を鍛えることが出来るから。
良い歩き方とは
①意識して踵から着地
②母指球でしっかり地面を押す③膝を伸ばす
④母指球でしっかり踏み出す背筋を伸ばし腕は自然に振る
歩幅は大股ではなく自然な幅でいい
この歩き方は疲れないで筋肉を鍛えることができるそうです。
このとき腹式呼吸をすれば、呼吸法にも瞑想にもつながります。
基本的な健康法って本当に変わらないです。
そしていつからでも出来るし、
知っていても実行しなくては意味がないことも大原則。
50歳の人も70歳の人も老いに向き合うのは同じです。