イースト臭くない
図書館で見つけた本です。
普段のパンは天然酵母で作っています。
基本は全粒粉のパンで、白い小麦粉の配合は色々変えています。
時々天然酵母の元種が用意できないときは、イーストも使います。
イーストは早くできるのはいいのですが、
できあがったときのイースト臭が気になります。
この本の著者も同様に感じたようで、少ないイーストでのパン作りを工夫したのです。
基本のふんわりパン 1斤用
強力粉(キタノカオリ)250g
塩 4g
砂糖 12g
スキムミルク 6g
イースト 小さじ1/4
水 90g
牛乳 85g
無塩バター 14g
長時間の天然酵母コースでのパン作りです。
本でおすすめのインスタントイーストはサフの赤色です。
材料の置き方
ポイントは材料の置き方です。
イーストが塩や水分に触れないようにです。
お粉を斜めになるように入れて、
塩や水分は下の方にイーストは上の粉に穴を開けて入れます。
お粉のてっぺんに指で穴を開けてイーストを入れ、お粉で穴を塞ぐのです。
後はホームベーカリーの「天然酵母コース」にまかせます。
機械が動き出してすぐ、ちょっと蓋を開けて中を覗いてみました。
ひとかたまりになって、こねられています。
最初に材料を置こだわる意味があるのかしら?
なんて思ってしまいました。
できあがりは?
しっかり膨らみました。
イースト臭くなく、お粉の味がしっかりします。
お粉や水の違い
本の中でおすすめの強力粉が「キタノカオリ」とありますが、
粉を選んで作ると、その個性が良くわかる食パンなのでしょう。
本の中に「粉の検証」というページがあり、
8種類の粉を同じ配合で焼き上げた検証結果があります。
味わい深くふんわりできるのは、「キタノカオリ」でした。
ふんわりしなくていいなら「南部小麦」が味わい深いそうです。
「水の検証」では、
ミネラル水、水道、牛乳、豆乳、人参ジュース、コーラ、ヨーグルトなどを
おいしくなる配合で焼き上げた結果も載っていたりします。
バリエーション
食事パンからお菓子っぽいスコーンまで、バリエーション豊かです。
天然酵母コースでスタートしてから3時間で取り出すことで、
マーブルパンが作れるそうなので今度挑戦しようと思います。
取り出した生地にシートを包み込んで、またホームベーカリーに戻すのです。
米粉を加えたもっちりパンのバリエーションに、「とうもろこし・しょうゆ」なんてのもありました。
おやつには市販のお菓子を買うのではなく、おいしくて変わったパンを用意したいなって思いました。
食べ過ぎ注意です!!