四苦八苦
生・老・病・死が4苦です。
人生はこの「苦」から逃れられないとして、
苦しいときにも安らかで満たされた心でいるためにどうしたらいいかを
お釈迦様は追求し、悟りを開いたというわけです。
人に伝え教えるのは難しいと、自分一人でその境地を楽しむつもりでした。
でも苦行を共にした5人に初めて説法をして仏教教団ができました。
肉体の喜びと心の喜び
肉体の喜びは感覚器官を通じて得ることができます。
でもこの喜びは、失ったり飽きてしまったり奪われたりして却って苦しむ元にもなります。
心の喜びは別です。
心を悩ませている暗い心を引き払い、迷いの魂の打ち止めをする。
心が生まれ変わり大安心大満足になって喜びを獲得する。
そういう心の喜びは人が奪うことができないものです。
苦が長い
いま寿命はどんどん長くなって、100歳時代なんていわれています。
「老い」「病気」の期間が飛躍的に伸びてしまったのです。
だから、心の喜びを得る方法を身につける必要性が増してくるのです。
佐々木閑先生が、仏教は病院みたいな物で、必要になった人が駆け込めばいいとおっしゃいました。
悩みなく、幸せに忙しく生きて死んだ人に仏教も宗教も必要ありません。
医療の発展で人生が長くなった今だからこそ、安心(あんじん)が必要とされます。
仏教動画・ラジオ・ポッドキャスト
私が仏教に関心を持っているのも、今の流行に乗っているのかしら。
そんなつもりはなかったのです。
ヨガからインド哲学に興味を持ち、動画をおすすめのままに見続けたら仏教法話にどんどん引き込まれていったのです。
朝は南嶺管長のラジオで、呼吸瞑想をしています。
松本紹圭さんのポッドキャストも登録しました。
南嶺管長との対談、おもしろかったです。
MBAを持っていて、宗派を超えた住職塾を運営しています。
ありがたい話ばかりで、情報の洪水のようです。
昔なら、ありがたい高僧のお話なんて一生に一度拝聴できて幸せと思ったはずです。
臨済の教えの中にありました。
人の教えをそのまま口にしてはいけない。
自分が主になって、自分の頭で考えたことを語れと。
自分の頭で考える、って事に戻ります。