仏教の重要な要素が養生
五木さんには『他力』というベストセラーもあり、法然と親鸞の思想の核心をなす他力本願について書いています。
仏教の勉強もたくさんした五木さんが、
仏陀の教えのいろいろな事は「大切に」と言うことに尽きるのではないでしょうか。
人生を大切にしなさい、自分を大切にしなさい。仏教と言うのはそれに尽きるのではないでしょうか。
そして他の人から「変人」といわれるような養生法ですが、
自分を大切に思っていて、自分が自分の主治医であるべきだという信念に基づいています。
一年ごとに、呼吸法・咀嚼・・・などテーマを決めて研究し、自分の身体で確かめて信じられることを見つけて実践していくのです。
養生は努力ではなく趣味です。ありとあらゆることを面白がっていく
その養生は「いい加減」というのもキーワードです。
面白がるって言うのがいいですね。
禅では
禅の教えの
「自己の他に仏を求めるのではなく、自己の尊さに気づく」
と同じだと思います。
禅宗では日常の営みすべてが仏の現れで、
主体性をもって生き生きと動く、しおれていてはいけない、
と説いています。
いくつか取り入れたいこと
・身体の先っぽが大切
(足の指の一本一本に名前をつけて、なぜたりさすったりお手入れする)
(頭の皮を動かす)
・身体、特に足首を冷やさない
・冷たい水を飲まず、暖かいまたは常温で
・自分に合った呼吸法を見つける (禅の呼吸法はかなりいい)
・テレビもリモコンを使わず自分で動くなど、こまめに身体を動かす
こんな日常のささいな事から、養生できるんです。