円覚寺
北鎌倉にある円覚寺は私が一番好きなお寺です。
夏目漱石の小説「門」に出てきます。
そこの一番偉い管長さんが佐々木閑先生と対談しています。
シリーズ化していて、私は追いかけて視聴しています。
【お寺で対談①】先生のお生まれはお寺 / 母からの詩の教育と入賞 / 化学との出逢い | 仏教学者 佐々木閑先生・臨済宗円覚寺派管長 横田南嶺老師
南嶺さんは佐々木先生が勤める花園大学の総長さんという関係。
花園大学は臨済宗の大学で、佐々木先生は浄土真宗高田派の住職。
南嶺管長の軽妙な話術が佐々木先生のお茶目なキャラクターを引き出して、とてもおもしろい。
学識豊かなお二人が、原始仏教とか現代の僧侶事情など縦横無尽に話し合います。
円覚寺チャンネル
円覚寺チャンネルには、横田南嶺管長の対談や講話の動画がたくさんあります。
その中で東京の若い住職さんとの対談が興味を惹きました。
【お寺で対談①】自己紹介、修行同期の死、「今は辞めるな」師匠(父)からの一言 | 野沢龍雲寺住職 細川老師・臨済宗円覚寺派管長 横田南嶺老師
【お寺で対談②】40年続けた坐禅会中止からオンライン坐禅会へ、不要不急は禅問答? | 野沢龍雲寺住職 細川老師・臨済宗円覚寺派管長 横田南嶺老師
細川さんが命をかけて続けていこうと思っていた座禅会もコロナで中止します。
そこでいままでちょっと敬遠していたオンライン座禅会に参加することに。
(始め匿名で参加してみたら、ばれてしまったそうです。笑ってしまいました。)
オンライン座禅会は私も興味を持って調べたことがあります。
全国の青年僧が顔写真入で紹介されています。
担当一覧のところに今は細川 晋輔さんもいました。
いつでも手放せる大事なもの
緊急事態宣言で「不要不急の外出自粛」で全部のスケジュールがなくなったのはお二人に共通の体験だったそうです。
自分が大切だと思っていたことが無意味だと言われるみたいですよね。
でも、しがみつかずに手放すことで他のものを手に入れることができることもあります。
細川さんがたどりついた答えは
座禅会とか伝統あるイベントは「いつでも手放せる大事なもの」
いつでも手放せる、とは執着をなくすことにもつながります。
大切だけど、手放すこともできるという気持ちでいると心が穏やかでいられます。
ここにも人生を幸せにする哲学があると思いました。
座禅会、そそられます。
仏教への関心がどんどん強くなります。