アボンリーへの道
Amazonプライムビデオで見つけて楽しんでいるのが、「アボンリーへの道」です。
『赤毛のアン』の作者モンゴメリーのいくつかの作品を下敷きにした連続ドラマです。
プリンスエドワード島のアボンリーという村での出来事です。
マリラやリンド夫人も出てきますが、設定はちょっと変えています。
楽しいお話なのですが、毎回のように胸が熱くなり涙ぐんでしまいます。
洋服に目が釘付け
その中で、女性の服装が魅力的です。
襟がピシッと詰まったブラウス、フリルのついたエプロン、子供たちの帽子。
どれも手作りという設定でしょう。
もちろんドラマですから、デザイナーが作った現実離れした美しさではあるのでしょうけど。
でも、当時の女性たちが刺繍をしフリルを付けパッチワークを楽しんだことは事実です。
モンゴメリーの肖像写真も袖が大きく膨らんでいます。
女性の価値
その頃の女性は、何によって評価されたのでしょう。
職業を持つ女性もいましたが、多くは家の中とか村や教会などの狭い世界です。
家の切り盛り、食事を作り、洋服を作り、農家なら農作業にと追われたことでしょう。
そんな忙しい生活の中でも、手仕事に少しのおしゃれ心を込めて自分らしさを主張したのだと思います。
センスの良い服を作る、それに人と違う刺繡をしたりすれば自己主張にもなります。
制約の中での自己肯定感の見つけ方のヒントをもらいました。
自己満足でもいいから、生活の中で楽しみを見つけ自己肯定感を高めたいです。
アンは好きでないと書かれていますが、パッチワークも実用から芸術的にまで高められて今に残っているものがたくさんあるようです。
わたしの「なんちゃってパッチワーク」も、見る度にわたしの心を温めてくれます。