Weekly OCHIAI
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そこで去年のシリーズの中で、禅について対談しているビデオを見直しました。
禅僧2名と慶応大学の認知学者(平原憲道)でマインドフルネスについて本も書いている人がゲスト。
仏教と禅が日本に伝わってきた歴史的経緯、アメリカでのマインドフルネスの歴史と意味合いについての簡単な解説もわかりやすかったです。
ビジネスライクになったマインドフルネス
アメリカでのマインドフルネスの流行の前には、鈴木大拙がアメリカで禅を広めた下地があり、精神的な問題を抱えた患者の治療に取り入れたところ効果が認められたのだそうです。
その脳科学的医学的実証のもとに、この効果を得るためのメソッドが考えられたのが、マインドフルネスになるわけです。
以後マインドフルネスは集中力を養えるので、ビジネス場面で取り入れられたのだそうです。
そして目的がどんどん違ってきます。
・ストレスの軽減
・ノイローゼの脱却
・仕事の効率
ビジネスマンが成果を上げるために使ってきたのです。
ゲストのドイツ人僧侶がそれを上手に言っています。
ハムスターが走り車を走り続けるためにマインドフルネスを使おうとしている、走り車を降りれば良いのだ
落合陽一さんの考察
・禅は日本の精神性の支柱にもなっている
・スポーツやゲーム、プログラミングでも集中すると別の次元に行くことがある
禅との共通性
・経済性で回っている社会を脱却して多元的な軸への移行
・無目的なところに純然たる喜びがある
・(先祖・お金・国)のよりどころがない孤独での平滑な心
・集中することは自己に拘泥するのか離れるのか
落合さんは現代社会での孤独の問題を考えます。
どうやって内的世界の修養と外的世界との調和を保つかに、禅とかマインドフルネスがコミットできるのではとゲストに問いかけます。
ゲストの専門家がお勧めの本を紹介しています。
山下良道さんとネルケ無方さんがゲストで出ている僧侶です。
【追記】】この本 Kindleで今読んでいます。
図書館の再開も近そうです。
どれか一冊でも早く読んでみたいです。