60歳過ぎても進化中 ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。60歳過ぎてヨギーニをめざしています。

式子内親王 本当はサロンの女王のような人? 歴史の評価は変わります

読書室

3ヶ月に一度の「読書室」で取り上げたのは、百人一首の女性歌人 式子内親王

シキシ内親王と読むのかと思っていたのですが、ショクシ内親王らしいです。

一番有名な歌

「玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば 忍ぶることのよわりもぞする」

とても情熱的で、恋する気持ちがよくわかる!

と思うのですが、実はこれは「題詠」

 

本当の気持ちを心情のままに歌にしたものではなく、あらかじめ与えられた

「題」があって、技巧を凝らした歌を作り上げたものなのだそうです。

 

本当の姿

 かつて式子内親王は、自分の感情を表に出さず大人しい女性と思われていたそうです。

「忍ぶ恋」の印象が強いからでしょう。

 

でも、「明月記」などを読んでみると、かなり進歩的で自分の考えをしっかりもっていた意思の強い女性と思われます。

田渕句美子さんは、そんな新しい女性像を描いています。

異端の皇女と女房歌人 式子内親王たちの新古今集 (角川選書)
 

式子は文化的サロンの主宰者的存在でもあり、権勢もあり(除目にも関与できる)情報も多く集まってきていました。

蔵書も多く、彼女の達筆による作品のことが他の記録にも残されていたりします。 

新古今集 後鳥羽院と定家の時代 (角川選書)

新古今集 後鳥羽院と定家の時代 (角川選書)

 

 

歴史の評価は覆される

式子内親王は、女性としては珍しく自分から歌を読みかけたり、内親王という高貴な女性なのに、臣下の定家が妻を亡くしたときにはたくさんの歌を送ったりもしています。

だから後になって定家とか法然とかの関係を取り沙汰されることになったのです。

通常ではあり得ないようなことをしたのです。

 

進取の気性をもち、賢い女性だったのでしょう。

今日の話で、新しい魅力的な式子内親王像を浮かべることができました。

 

コーヒーを飲みながら参加者でおしゃべりしました。

話題は、歴史がどんどん変わっていくことです。

聖徳太子はもう教科書では実在の人でないらしい。

縄文時代にも農耕があったらしい。

・・・・

私たちが社会科で習ったことは、もう古い知識です。

 

機械だけでなく私たちもアップデートが必要ですね。