体操から
中級音訳講習会は「まず、声を出しましょう」と言うことで、立ちました。
私は「ア・エ・イ・ウ・エ・オ・ア・オ」の練習をするのかと思ったのですが、滑舌練習のペーパーはまだ使いません。
腹式呼吸を身体に覚えさせるための、準備運動みたい体操からです。
手を上に上げて、身体を充分伸ばして一気に緩めます。
次は、身体を前に倒しながら息を吐いていき、吐ききったところで息を吸うとおなかと背中に息が入るというのです。
私はおなかには入るのですが、背中の方までは息が回っていかないです。
おなかにしっかり息をためて、少しずつ使うことでブツブツと切れないで意味の塊で読むことができるようになります。
肩周りや首回りの筋肉のほぐしもしました。
スタッカートで
滑舌の音出しですが、スタッカートで一つ一つの音を出します。
「アッ・エッ・イッ・ウッ・エッ・オッ・アッ・オッ・」
一回ごとにおなかの力を入れて発声します。
私はおなかに手を置いて、動いているか確かめながら声出ししました。
音によって、おなかが動かない時があります。
そういう音は、力が入っていない音なんでしょうね。
あかさたなはまやらわ行 だけでは終わりません。
濁音・鼻濁音・拗音すべてを一気に練習しました。
だんだんピッチ(音の高さ)が低くなるので、先生がもっと高く、と檄を飛ばします。
終わる頃にはしっかり汗をかいていました。
ヨガと一緒の鍛錬
ヨガのカパラバディ呼吸法と似ています。
ヨガでは、頭の中をクリアにする浄化法といわれていて、毎回練習しています。
カパラバディでは、鼻から吸って鼻から出します。
滑舌練習では、行の間に鼻で吸って発声の時に息を出せばいいのかしら。
息をしっかり出せば、吸う息は自然に入ってくるはずなので、吐く息にだけ意識を向けてみます。
口で吸うのはよくないと思うので、ちょっと練習してみたいと思います。
これがスムーズにできると、音訳の時の呼吸に役立ちそうです。
体力気力
滑舌練習だけでも疲れそうなくらい、音訳では体力も気力も使うことがだんだんわかってきました。
講師の先生は三十年とかの経験者ですが、一人で2時間とか3時間とかの対面をこなすこともあるそうです。
私は数分の記事を読むのでも、たくさんの準備をして、一度できれいに読むことはできず、何度も読み直しをします。
2時間くらい録音ブースでこもっていると、だんだん頭も口も回らなくなって、諦めます。
これ以上やっても、もう無理だと思ってしまうのです。
体力と気力、慣れるに従ってだんだんついてくると思います。
毎晩オキュラスクエストのゲームでの体力作りに励んでいます。
お気に入りのソフトはBEAT SABER とBOXvr です。