ストレスは人を殺す
突然死が世界中で増えていてその共通するポイントとして「過剰なストレス」があげられるそうです。
納得できます。『最高の体調』の中にその解決法がありました。
最高の体調 ~進化医学のアプローチで、過去最高のコンディションを実現する方法~ (ACTIVE HEALTH 001)
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日本の過労死も、肉体的な問題だけでなく精神的にも過剰にストレスがかかったせいと思います。
心臓はメンタルに影響されやすい臓器です。気持ちが興奮すれば脈拍と血圧は上昇し、睡眠中やリラックス時には脈拍と血圧は下がります。・・・
精神にストレスがかかった状態だと、心臓のエンジンはふかしっぱなしになり、夜になっても休むヒマがありません。その結果、心臓や血管に過度の負担がかかり、突然死に至るのです。
私の高血圧もストレス低減で解消できるかしら。
メンタルが弱いから心臓も弱いような気がします。
急性のストレスには弱い
人間のストレス処理系は、短期的に終わる急性のストレスには強いです。
目の前の敵など、緊急の事態に対応する原始的本能的な対処です。
でも現代に多い慢性的なストレスには弱いのだそうです。
仕事の失敗や職場や学校の人間関係など、日々のストレスを応急処置でしのぎつつ、並行して柔軟なメンタルを作り上げていく方法を勧めています。
ストレスを感じたら、リアプレイザル
「スピーチ」「カラオケ」「数学のテスト」などのストレス要因を用意します。
ストレス反応が起き始めたら
「楽しくなって来たぞ!」「興奮してきたぞ!」などとポジティブに解釈すると成績がよくなるということです。
これが「リアプレイザル」です。
外部の刺激を「緊張」と「興奮」のどちらに解釈するかを自分でコントロールするのです。
嫌な体験をポジティブに解釈し直すのです。
リアプレイザルは使えば使うほど、ストレスに強くなるのだそうです。
これは緊張した場面で冷静な判断をしたいとき、相手のネガティブな感情に飲み込まれそうな時に緊急的に使うのがよく、すべてをポジティブにできるわけではないです。
ブルックス博士はいいます。
「私たちは自分の感情をコントロールし、意図的に影響を与えることができる。自分のストレスをいかに言葉や思考に変換するかで、どんな感情も再構築できるのだ。」
ストレスに遭って緊張したとき、
弱気になったとき、
思い出したい言葉です。
足りないのは睡眠と運動
睡眠で日中のストレスを改善させることができます。
それが足りない状態「睡眠負債」が進むと、ダメージが回復できなくなります。
また、軽い運動(例えばウォーキング)にもストレス解消の効果が認められています。
良質の睡眠を取り、運動を日常に取り入れることが長期的なストレス対策ということができます。
悩みがあると眠れなくなりますが、日中適度に運動をして身体を疲れさせて眠りを深くするなどの方法を取るのは理にかなっているわけです。
ストレスを避けては通れない現代ですが、その対処法を知って実践していくことで病気や死にまで至ることは予防できます。
本当に、
食事・睡眠・運動
健康の3原則ですね。