初心者講座から一年
去年の今頃から、音訳ボランティアのための講座に行き始めました。
今は、新人として経験者の方に伴走していただいて活動をしています。
講座を受け始めて1年、活動し始めて半年です。
初心にかえって、講座の資料を読み返してみました。
日常生活にも役立つことがあります。
聴覚障害者に聞く 聞きづらい声
利用者の方が、これは困るという読み方と声の出し方です。
①不自然な高低
②極端なアクセント違い
③プチプチ切れる
④語尾に力が入りすぎる
⑤適切でない「間」
⑥声に力がない
⑦感情移入が過剰
⑧裏声的な甲高い声
①から⑤は主に技術的な問題で、辞書で調べたり、たくさん練習することで向上していくでしょう。
⑥から⑧は、声の質を意識して高めることが求められます。
私が理想とするのは
・淡々と事実を伝えながらも、温かみがある
・意味が的確につたえられる
・聞き心地がよくて、長い時間聞いても疲れない
とても高い理想です。
一生求めていくのでしょうね。
声を鍛える
講座の先生がくりかえし強調されたのは
「道具としての声を鍛える」
「明るく勢いを持って」
「意味のあるかたまりをかたまりごと相手の頭の中に落とし込む」
そのためには、日々精進です。
本や雑誌を読むにも、黙読ではなく声を出して読む努力です。
日常生活でも
そんな風に鍛えた声は、音訳の道具でもあり、人間関係をよくするための強力な道具にもなってくれます。
家庭内でも、言った言わないで誤解が生じギクシャクすることがあります。
円滑なコミュニケーションのため、みんなが身につけるとよいスキルとも言えます。
どんな時も声を荒げずおだやかを心がけると、こころも激高することがなくなるかも。
音訳の勉強は、仏教とかヨガとかにも共通することがいろいろ見つかるんです。
そう、日々精進です。
きれいな花が咲くのは、精進の賜物。