唯識とは
録画していた「こころの時代~宗教・人生」
仏教の根本思想『唯識』。「この世の存在はすべて自分の心が作り出したもの」と考え、心のありようを変える実践を説く。全6回シリーズの第3回は、「唯識を体得する」。
仏教の根本思想『唯識(ゆいしき)』。「この世の存在はすべて自分の心が作り出したもの」と考え、心のありようを積極的に変える実践を説く。瞑想をして心の奥深くに沈潜するヨーガを実践し、人の心のメカニズムを徹底的に観察し分析して打ち立てられたのが特徴だ。第3回は、『唯識』は単に言葉では言い得ない、ゆえに言葉を離れて、心と身からなる体全体で獲得するという意味の“体得”をしなければならないことについて学ぶ。
ヨーガ=瑜伽ということばがたくさん出てきたので、関心をもちました。
浅学で唯識ということばを私は知りませんでした。
仏教の代表的な根本思想で、修行としてヨーガを実践する人によって作られたものだそうです。
日々の暮らしの中で具体的な実践の方法を教えてくれて、心と体を整える様々な知恵を得ることができるということです。
日常のヨーガと共通します。
キーワード
仏教のむつかしい漢語がたくさん出てきます。
いくつか簡単な説明をメモします。
・一人一宇宙
一人一人の中に宇宙がある
・名義客塵性 (みょうぎそうごきゃくじんしょう)
言葉とその対象とはどちらも本質的ではない
・唯識所変 (ゆいしきしょへん)
ただ識(=心)のみが存在し 識によってつくられた
・阿頼耶識 可能力=種子(しゅうし)
阿頼耶識の中に物事を生じさせる可能力がある
=個人の蔵の中に過去と今のすべての種が貯蔵されている
・縁起=依他起性 (えたきしょう)
すべては様々の縁によって、他の力によって起きる
己の力は全く関与していない。
・唯識無境 むいしきむきょう
心の外にあると考えたものに執着するのが問題
・偏計所執性 (へんけいしょしゅうせい)
あまねく考えて執着されたありよう
空間的にも時間的にもとらわれている
言葉を離れる
英語にすると簡単なのに、中国経由で入ってきたので難しいです。
たとえば
そのときそのときになりきる、一つになる=becoming one with
英語だとシンプルです。
それに唯識では
「言葉をなくして、ただただ現にあるものに“なりきる”」ことを目指すのですから、言葉にこだわらないことですね。
言葉で考えるのではなく、体得することを目指します。
ひたすら『今』に集中するとは、
言葉を離れて行動で体得する道です。
ただただただ、今になりきりなりきっていく
現にある物に「なりきる」
その方法は
掃除でも洗濯でも座禅でもなんでもいいからなりきる、それが作務です。
集中で瞑想
番組では、食事の時食べ物に集中することで瞑想になることが紹介されていました。
食事作り、掃除、集中してみましょう。
暮れに向けて、家の中がきれいになりそう!!!
と心の中でおまじないのように唱えて、家事に向かい合います。
いいこと教えてもらいました。