女のセカンドステージ
ヨガの練習の帰り、あまりの暑さに駅前の図書館で借りてランチを食べながら読みました。
サブタイトルが「ようこそ、女のセカンドステージ」ということで、子育てが終わってからの女性の生き方です。
自分のしたいこと、したかったけどできなかったことに挑戦しましょうという内容でした。
他に仕事を持ちながら、新しいことに喜々と集まる人たちとの交流が描かれます。
生きる糧を得るための職業とは違う、好きなことで自分を発揮でき、幼い頃断念した夢を実現してはしゃぐ大人たちです。
ファンタジー
彼女の子育ては、シングルマザーで保育園の登園拒否など難しいことがたくさんありました。
そんなとき、ファンタジーに救われます。
逃避ではありません。つまりこういうことです。
人は行き詰まった中にただとどまっていては何も見えない。けれど、自分の人生からなかなか出てはいけない。そんな時、ファンタジーの力で跳ぶんです!飛んで、着地した時点からまた、私は始めます。
久田さんは『不思議の国のアリス』の熱狂的なファンです。
昔も今も、落ち込むときには必ず読むのだそうです。
そしてアリスのように生きたいと思います。
このアリスの、頼らず、すがらず、自分自身を永遠の友として旅する自己完結的な自立性に私は励まされます。しかも、自分の人生に降ってきたとんでもない面倒を面白がるなんて、大した少女です。
久田さんは子育ての後、両親の介護に直面します。自宅と自宅近くの介護施設で長期間にわたって介護の中心的役割を担うことになります。
そんな「人生に降ってきた面倒」を面白がることによって、担い抜いたのだと思います。
今いる場所で自由に
自由がないとウツウツしたとき、発想を変えます。
介護しながらも、今ある自由を楽しむことにしたのです。
今いる場所を自由で楽しい場所にするのです。
自宅を拠点にしてできることを探して実行していきます。
日々をファンタスティックに生きる!
をテーマにHPをつくります。
サロン活動、お茶会、読書会、人形劇活動と広がっていき、人との出会いにも恵まれます。
困難あってこそ面白い
もちろん、アクシデントもありパニックに陥ったりもします。
でもそれでわかったことは、どんなことも過ぎ去ってしまえば笑い話になると言うことです。
記憶に残る事件があってこそ面白いのですね。人生もそうかもしれません。困難あってこそです
私が最近思うことも同じです。
困難があり辛いことがあればあるだけ、その後生きることが楽になります。
ごく卑近な例を挙げれば、毎日のこの暑さも、酷暑故に平年並みになったときはとても過ごしやすく感じるはずです。
もうひとつ、ヨガの練習で身体の関節が痛かったり大汗をかいたりすると、家事をするのが楽に感じられます。
リアルな日記 そしてファンタジー
この本は自宅を拠点に「花げし舎」を立ち上げてから5年間の日記のようなものです。
親の介護問題も含めて、リアルな同年代女性の悩みもたくさん書いてあります。
父親が死んだ後、足かせがなくなり自堕落になっていく気持ちなど、考えさせられました。
もっと自由になったら、何をしたいか。
自由でないとしたら、それはどうしてか?
自由でないのは、自分がそう思っているだけ?
そして
私は子供の頃何になりたかったのかしら?
今はその夢をかなえているのかしら?
どんどん考えが広がっていって・・・
これってファンタジー??