70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

『やせる』勝間和代 著  ロジカル家事のモチベーションにも

やせると若返る 

 

やせる! (光文社新書)

やせる! (光文社新書)

 

 堀江貴文さんがネット映像で驚いていました

「勝間さんがやせてきれいになった!若くなった!」

やせて若返る人と、しわが出て貧相になってかえって老けてしまう人と二種類あると思います。

勝間さんの変化はオバサン体型から脱出して、若返ったと私も思いました。

オバサンやおばあさんの年齢になっても、オバサン体型が悪いという価値観もどうかしらという議論は別として。

 

勝間さんの 「やせる」目標は

生活習慣病にかかることなく、健康で長生きできる体をつくること

だから、ただ摂取カロリーを制限して不健康になったり、我慢を強いてリバウンドするような方法ではありません。 

 

やせるための2つのこと

この本の中で多量読書家の勝間さんが、やせる方法を調べて考えて試した結果が書いてあります。

勝間さんのブログでも書いていますが、太る原因はふたつです。

 

その1 加工食品の食べ過ぎ

 

その2 NEAT(非運動性熱産生)の小さすぎ

 

原因がわかったら、どうしたらいいかの実践方法が書かれています。

食生活での改善は調理機器や食材に目を向けます。

運動面では日常生活でこまめに体を動かす仕組みを考えます。

管理する他人の目を作ったり、楽しく続けられるゲーム的要素などの工夫です。

この本が書かれた時点(2012年)での到達点です。

以後の変遷は「超ロジカル家事」の著書やブログで随時更新されています。 

 

ブログの中ではこれが人気一番のエントリーになっています。

 

katsumakazuyo.hatenablog.com

 この本で紹介されて今は使っていない道具もたくさんあります。

今の一番のお勧めはシャープのホットクックです。

 ロジカル家事は、健康的にやせることのできる道具です。

 

勝間さんが試行錯誤 してくれたので、 私はショートカットしてホットクックにたどりついています。

 

ドライカーボを食べない

食材選びで考えるべきなのは、N/Cレートです。C(摂取カロリー)あたりN(栄養素)がどれだけ含まれているかです。 

カロリーばかりで栄養素が少ない食材をドライカーボと名付けたのは、この本です。

 

ウォール・ストリート式ダイエット アメリカのビジネスエリートが実践する減量プログラム

ウォール・ストリート式ダイエット アメリカのビジネスエリートが実践する減量プログラム

  • 作者: ヘザー・バウアー,キャシー・マシューズ,角代みわ
  • 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
  • 発売日: 2010/09/01
  • メディア: 単行本
  • クリック: 1回
  • この商品を含むブログを見る
 

 要約して引用します。

ドライカーボとは、 干からびた炭水化物 で、ダメな理由は①カロリーの割に栄養素が取れない②食欲増進剤になる お腹が空いてなくても一度ドライカーボを食べてしまうと他の食べ物を食べたくなってしまう 。私もこの意見に賛成です 。

ジューシーカーボとは具体的に玄米とうもろこしかぼちゃ豆類じゃがいも全流粉やライ麦のパンさつまいも。他の栄養素とともに炭水化物が含まれる主食となる食べ物のこと。

忙しい人はドライカーボンを制限し、ジューシーカーボンにするだけでも大きな効果があると思います 

わたしも今日の昼食に菓子パンを食べましたが、ミルククリームパンでなく、アンパンにしました。豆が入っているから・・・・(ダメかしら?)

 

体を動かす仕組み

運動については他人に監視してもらうことを勧めています。

タニタのからだカルテは私も使っています 。

ゲーム性のある競争心を使うこともすすめています。

自分だけの決心では、続けられないことは仕方ないのです。

それは、私たちの中の「象さん」が手ごわいからです。

 

勝間さんはこの本を書いたころは自宅近くの24時間ジムや女性専用の「カーブス」をすすめていますが、今はapple watch の機能を使ってこまめに歩いたり体を動かしているようです。

1時間坐っていると、警告してくれるんですね。

 

katsumakazuyo.hatenablog.com

 

私の生活の中に取り入れることは可能かしら?

っていうかそんな必要あるかしら?

 

仕組みが必要なわけ

ダイエットに一時的に成功してもリバウンドしてしまう人が多いです。

私たちの行動の構造は 理性を司る 「象使い」とその象使いの指示にある程度は従うものの、なかなか言うことを聞こうとはしない、感情である「象さん」の関係に近いと『スイッチ!』の著者であるチップ・ハースとダン・ハースは指摘しています。・・・大事なことは象使いだけでなく象さんが納得できるまでじっくりと付き合うことですぞうさんが心底 N/C レートの良い食べ物を好むようになればリバウンドすることはありえません

 

スイッチ!

スイッチ!

 

 

食生活も運動習慣も、理論で納得し、継続する仕組み(簡単自動調理器具など)を作ります。

だから、勝間さんはやせた後もリバウンドしないのです。

(断捨離もリバウンドしていません)

 

たくさんの知恵の詰まった本でした。 

納得できることもたくさんです。

この1冊も、私の行動をじわじわと変えてくれる本です。