いろいろなアサナで
マットに横になるポーズから起き上がるとき、静かにゆっくり動きましょうと言われます。
静かになった脳の状態をキープするためです。
「せっかく静かになったのですから、その状態を失くしたらもったいない」のだそうです。
次のアサナに移るために、ブランケットなどのプロップスを用意する時も、
「手早くするけど、あわてないで」と注意されます。
あわてるときは、脳が静かになっていません。
日常でも静かにゆっくり
日常生活でも、あわてないようになるといいです。
私は何かとあわててしまう癖があります。
あわてたための失敗も多いです。
出がけにバタバタして忘れ物をしたり、人の話を最後まで聞かないでさえぎってしまったり。
ほんのちょっと時間を取って、静かにゆっくり忘れ物はないか、し残したことはないだろうかと振り返ったらすることのない失敗です。
静かにゆっくり、そしてていねいに過ごすことはヨガの練習を続けていくことでトレーニングできそうです。
心も穏やかに
車を運転する時も、あわてないことが大切です。
運転が得意でない私は、あわててしまってのアクシデントがいくつかあります。
ぶつけたり、こすったりです。
小さなものからちょっと大きなものまで、あとから考えるといつもあわててしまったのが原因です。
ヨガであわてないようにと心がけていると、運転中にもあわてないようにと自分に声掛けができるようになりました。
運転中だけではありません。
駐車券をいつもの場所にしまってなくさないとか、駐車場の位置(階数など)をしっかり覚えて後で迷子にならないこともそうです。
いつも次のことに気を取られてしまって、なにげなく行動してあとから後悔します。
あわてないで心穏やかでいることは、わたしの生活全体の質を向上させてくれます。
何かに急き立てられたりの強迫観念がなくなります。
ていねいにしても、そんなに時間のロスにはならず、多少遅れたからといってそんなに困らないことがだんだんわかってきました。
意味なくあわてていたのは、なにが不安だったのでしょうか。
あとホルモンとかも関係するかもしれないです。
更年期かと思っていた頃、いつも何かにせかされているような気持になっていました。
車に乗って運転しようとハンドルの前に座っても、行先を決めるのに時間がかかるときがあり、なんだかそれがとても辛かったような記憶があります。
胸がドキドキしたりもありました。
時期が過ぎれば心穏やかにのんびり行動できる時が来るんだろうか、と思っていたことを思い出しました。
年代的な問題だけではなく、持って生まれた性格もあるかもしれません。
そうにしても、ヨガの学びは心穏やかで丁寧で安全な生活にも貢献してくれています。