70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

書とことば人 明仙流で初めてでも書けました

 

森谷明仙さん

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明仙さんはたくさんの顔を持っています。

書家ですが、言葉を大切にし、ラジオのパーソナリティもこなしてしまいます。

着物やバッグに書いたり大場面を使うパフォーマンスの時の大胆さとうって変わって、語り口は優しく心に響きます。

moriya-meisen.jp

明仙流とは

イベントの始まりは、明仙さんがテーブルいっぱいの大きさを使ってのパフォーマンス。

太い刷毛で一気に横線を書きます。

何本か書いて、そこに定着用ににかわを塗ってから金粉を撒いていきます。

そこに、その時明仙さんの心に浮かんだ言葉を添えていくのです。

配置も言葉の内容も即興なのに、バシッと決まってしまうのが長年の鍛錬の成果でしょう。

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そのあと、書とのかかわりと修行についてのお話を1時間くらい。

人生の節目での人との出会い。

オリジナリティーを獲得するまでのたくさんの努力を知ることができました。

 

壁にいくつか飾ってある明仙さんの作品の説明。

どんな時、どんな気持ちで書かれたものか、それが見る人にどんなに感動を与えたかのエピソードなどです。

自作の詩の朗読もあり、柔らかな語り口で参加者の心をつかみます。

 

そして初体験

しばしの休憩の後、参加者の実践編です。

今日のお題は自分の名前の中の一文字。

明仙さんがその人に「どんな生き方をしたいですか」と質問し

そのイメージの字を書いてくださいます。

 

私は「ふらふらしないで軸の通った生き方をしたい」と答えました。

そして見本をいただきました。

 

何枚か練習するのですが、みなさん最初の一枚の出来が良いようです。

明仙さんいわく「無欲だから!」

 

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壁に飾ってあった額にその一枚を入れてみると、本当によく書けているのに驚くほどです。

自分のお気に入りの一枚を掲げてみなさんに発表する顔は、笑顔で輝いています。

 

 

これから

イベントを終え、参加者からもっと続けたいという声が上がりました。

それだけみなさん楽しかったのです。

私は鎌倉に行った時思ったことがあります。いつか写経をするとき、正座して筆で書きたいという野望です。

ヨガでひざを直して正座できるようにします。

あとは、書道も練習できたらいいですね。 

 

その場にいる人と明仙さんとで話し合い、3か月に一度くらいで定期的に教えていただけることになりました。

字とともに、なにかの色をつけ加えて素敵な年賀状ができそうです。