いろいろダウンロードしてみて
アマゾンの電子図書読み放題サービス kindle unlimited は最初の1か月間がお試しで無料でした。
そろそろ無料期間が終わるので、継続するかを考えました。
今10冊借りて(?)いますが、どれもちゃんと読めていません。
電車の中では、細切れ時間なので難しい本は読めません。
便利情報とか、軽い自己啓発本みたいなものが多くなってしまったのですが、それは別になくてもいいものだと思うのです。
大切だと思う本があって、それを吟味しながら読みたいと思ったら、たくさんの本は必要ないなと思えました。
角田光代さんの「坂の途中の家」を読んだのですが、とても衝撃的でした。
この余韻をかみしめ、自分の言葉で表わしたいと思っています。こういう小説を1ヶ月に1冊でも読むことができたら、それだけで幸せです。
欲しいものはそんなにないし、少しのものを大切にしてかみしめたいです。
雑誌
雑誌は何冊か読んだけど、本屋さんでの立ち読みとあまり変わらない感じです。
iPad でないときれいに読めないので、出先で時間が余った時に読むことができないのです。
ヨガや詩吟で出かけるときは、マットやテキストなどで荷物が多いのでスマホしか持ちません。
じっくり本を読みたくていく喫茶店などで、雑誌を読むのは時間がもったいないです。
雑誌が読み放題が kindle unlimited の魅力だと思ったのですが、私の場合は時間のだらだら使いになってしまいます。
読むだけで感想をかけない
瞑想とか仏教関係のわかりやすそうな本を何冊か試してみました。
知識としては増えたのですが、定着したとは言えないです。1冊だけではないので、ゆっくりブログに読後感を書く時間がありません。
以下の本をざっと読みました。
・お釈迦様の脳科学 釈迦の教えを先端脳科学者はどう解くか?著者: 苫米地英人
・脳を最高に活かせる人の朝時間 著者: 茂木 健一郎
・マインドフルネス最前線: 瞑想する哲学者、仏教僧、宗教人類学者、医師を訪ねて探る、マインドフルネスとは何か? (サンガ新書) 著者: 香山リカ
・金がないなら頭を使え 頭がないなら手を動かせ: 永江一石のITマーケティング日記2013-2015 ビジネス編 著者: 永江一石
メモだけでもいいのか
kindleでは読みながらハイライトしたりメモをつけることができます。
これらは、利用期間が終わっても、自分の手元に残るようです。
そういうたくさんの知識の断片を集めることが、ぶれない考えを持つ人間を作るのにどうだろうかという疑問があります。
「私」はどうなのかを考えることが抜けています。
本当に時間を使いたいこと
そんなことを考えたのは、うちこのヨガ日記でバガヴァッド・ギーターの英文の解説書が紹介されていました。
kindle で674円と手頃だと思い、欲しいと思いました。
でも、英語の本です。
今までも、英語の勉強にもなるからと手に入れたヨガ関係の英語本があるけど、読み通したことはありません。
こりないというか、ただただ欲しがっている自分をまた発見しました。
もし、この解説書を手に入れて読むのだったら、他の本を読む時間なんてありません。
本当に読む気持ちがあるかどうかを、落ち着いて考えてみました。
「中身!検索」機能でちょっと中を見てみたら、ギーターの各章ごとに英語で本文と解説が載っていて読みやすそう。とはいっても、そんなに英語力ないのでたくさん辞書を引きながらになります。
とても時間がかかって、それでも進まなくてすぐに放り出すことが目に見えるようです。
少し考えればすぐわかることなのに、欲しいと思ってしまうのはどういう心なのでしょう。
本当に私がしたいことは何なのでしょう。
と同時に、しなくてはいけないのにしていないこともあるのを忘れてはいけない。
すべきことにもしっかり向き合うこと。
清潔と整頓はヨガでもすべきことになっています。
朝のルーチン掃除とか、毎日のヨガの練習もできないでいる私と向き合うことのほうがさきですね。
ギーターの智慧 4章22節
期せずして手に入った物に満足し、他と比較することも羨むこともなく、成功にも失敗にもこだわらない者は、行動しても束縛されない。(熊澤訳)
たまたま手に入れたもので満足しなさいという訳もありますが、がっついてほしがるのではなく、手に入った物だけで満足しなさいということです。
欲しがる気持ちがあると、いつまでも満足することなく求め続けるのが人間なのでしょう。
読み放題とか食べ放題とかは、欲望を必要以上に駆り立てるように思います。
手を伸ばせば何でも手に入る状態が、けっして幸せではないのですね。
本もたまたま手に入った物から入る知恵だからこそ、大事にでき記憶に定着させることができるのかもしれません。
読み放題はやめました。