東京の端から端までお出かけ
午前中は江戸川区の瑞江駅近くフレンドリーホールで詩吟の練習に参加。
9時から1時が練習時間でしたが、初めての場所で不安だったこともあり8時には瑞江駅に着き、駅近くのモスバーガーで朝食をとりました。
ハンバーガーを食べるのは何年かぶりです。モーニングでつけたコーヒーで眠気を飛ばしました。早起きして電車を乗り換え、会場に着くまでにもう一仕事終えた感じ。
1時に練習を終え、どうしようと考えたとき思い出したのが「金剛院」のお寺カフェです。調べてみると3時まではランチ営業をしているので間に合いそうです。
先日パソコンで見つけた場所です。家に帰るにも途中下車ですむので好都合です。
金剛院は椎名町駅のすぐ近く
池袋駅からも歩けそうでしたが、その日は梅雨の晴れ間の30度を超す暑い日でしたので、一駅ですが椎名町まで電車に乗りました。
駅を出たらもうすぐ赤門があり、金剛院でした。
私は最初お隣の長崎神社に入ってしまったのですが、何もないなあと思ってふと見渡すとお隣の金剛院の屋根が見えました。
まずは赤門のすぐ横にあるカフェ「なゆた」でランチをいただきます。
「お寺ランチ」という精進料理。
どれも優しい味付けでおいしかったです。
おかずの割にご飯が多めだったので、次にきたときはご飯少な目でお願いしたほうがいいようです。飲み物はおいしいほうじ茶で、黙っていてもお代わりがでてきました。
あまりに居心地が良くて、ケーキとコーヒーのセットも追加でいただきました。
ウォーキングの途中休憩らしき中年夫婦、お墓参りに来たご近所の家族、奥のほうでは法事のあとでお茶を飲みながら談笑しているグループがいました。
お洒落な若い女性が独りでノートパソコンに向かっていたり、大きなリュックを背負ってきた中年男性がパフェをうれしそうに注文したりしています。
お寺に相談事でもあったのか、高齢の女性が僧衣の方に連れ添われて来たり、親族らしき人が互いの消息を訊ねあったり、地域に根付いたお寺の様子もうかがわれてこちらの心もなごみました。
ガラス窓の外にテラス席が見えましたが、暑かったのでだれもいません。
テラス席のむこうに空海さんの像が見えます。
このお寺の空海さんは若くてハンサムでした。
境内散策
夕方になって暑さもやわらいだので、外に出て境内を歩いてみました。
空海像の周りは歩くことができて、1回まわるとたくさんの功徳を積むことができるようなしかけがありました。
お百度参り用だとおもわれる石作りの回数メーターがありました。
願掛けをしてお参りをする人が今でもいるのでしょうか?
昼間は人目につくからやはり深夜に必死で願掛けするのかしら、病気治癒とか合格祈願とかするひとがいるのかしら、なんて考えました。
無信心のわたし
そこで思ったのですが、私は今何かお願いすることってないです。
(ヨガニードラの時のサンカルパは毎回違うことを唱えています)
今までも、神様とか仏様にお願いしたことがないように思います。
そこまで追い詰められた経験がないのかもしれないですし、身の回りがそういう環境でなかったからかもしれません。
育った家に仏壇神棚の類はなく、お墓参りも何年かに一度くらいでした。
自らお墓詣りに行きたいと思ったことはありません。
お墓には何もないと思っています。
信心のない実務的な家に育ったのだと思います。
そんな私なので、府内88か所めぐりを思いついても、イベントとしてどうだろうかと考えているだけなので動機としては弱いですね。
金剛院の境内でも空海像くらいしか心にとめるものがないのですから、他のお寺を回っても大して変わったことがあるわけもなく、おもしろくないかもしれないです。
始めの一寺
東京の特に23区内のお寺は、きっと境内も狭くて金剛院もそうですが、普段は本堂も閉じていてご朱印をいただくにも声をかけなくてはいけないようです。
金剛院もヨガや子供食堂などイベントを開催しているようですが、ただ表から見ていても何もわかりません。
何を面白がってお寺に行くのかを考えてしまったのですが、ヨガと同様「考えるよりまずは行動」でもいいかもしれないです。
まずははじめの一歩ならぬ初めの一寺で金剛院に。空海さんのいるお寺にお参りして、気持ちいい時間を過ごし、おいしい食べ物をいただき、良い空間に身を置いたことに感謝です。
自分の宗教心について考えるきっかけにもなりました。
金剛院から自宅までまた電車に乗り、今日は東京の端から端までのような大移動でした。