70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

詩吟の発声

本部から来た特別講師の吟詠指導。

かなり前のだけど、メモとしてここに残しておくことにする。

目指すのは、心がこもった吟。
まずは統一した吟じ方で基本ができてから個性的に広げていく。

大きく息継ぎをしないで「盗み息」と「継ぎ息」とを使って、言葉が切れないようにする。
間に息を入れると意味がおろそかになる。
漢詩は読みが主体であるから、意味が通じるように読まなければならない。1行一息で吟じる

意識的に腹式呼吸を心掛ける。無意識だと腹式を忘れてしまう。


腹式呼吸とは

横隔膜はいつも下に会って声を支えている。 吟じ終わっても横隔膜は下に下がっているように。 吸う時は背中まで空気が入っている状態を作る。 インナーマッスルを鍛えることが必要で、これは訓練するしかない。 丹田で読むとは、横隔膜がピタッと下にとどまっている状態で、そうすると口を開けただけで息が入ってくる。 つまり盗み息で「間」の間に息を入れることができる。

つまり息を出すとき、胃は前に出したままにして次の瞬間口を開けると自然に息が入って、それが間(ま)になる。 横隔膜が張っていないでいないで息継ぎをすると  間(あいだ)になってしまう。

揺り

のどの力をいかに抜くかが肝要。咽頭と言う空間の上が振動して揺りになる。貧乏ゆすりとかちりめんとかは、本当の揺りではない。 母音の下の形をしっかりつくり、口の中に空間を作る。そこで「鳴らして」ほしい。
ア エ オ 舌は平   エは後ろを少し下げる
ウ      後舌が上がっている
イ      後舌が下がって空間

発声の実例  「海南行」の マンシツノソウヨウ を吟じるとき  「ソーヨー」ではなく「ソオヨオ」としたほうが楽に吟じることができる。