70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

脳が変わる生き方 茂木健一郎

第一章 人はどこまでも変われる

・脳にはもともと私たちが変わることを支える力が備わっています。
・「どうなるかわからない」という偶有性こそが、脳を活かして生きる鍵です。
・もともと、何かが苦手な脳はありません。まだ。学ぶ方法を見つけていないだけです。
・自分という人間が、「最初から孤立して存在する」という考えを、まず捨ててください。
 さまざまな「めぐり合いの総体」としてあるのです。
・人間が変わるときは一瞬、動きが止まって、サナギのような状態になります。「これまでの自分」と「変わりつつある自分」の両方がいて、変化が起こっています。
・人生で大事なことは、どうなるかわからない、「偶有性の海」に飛び込むことです。自分と異質な何かが来たとき、古い自分を守ろうとせず、そこに飛び込んでみてください。
・人間の脳は、N+1の可能無限で成長します。どこまで行っても、成長しつづけます。
・人間が変わる一番の方法は、感動です。逆に言えば、感動は人間を変える「劇薬」です。感動したとき、自分という楽器をどれだけ鳴らせるかで、その人の器が決まるのです。
・涙が出るのは、脳が処理できないほどの情報を受け取って、オーバーフローしている状態です。
・芯の強い人ほど、大きく揺れ動くことができます。だから、どんどん変われるのです。
・われわれが思っている以上に、人間の脳は利他的にできていることが、最近の脳科学で分かってきています。
ソクラテスは、知恵や英知と交換できるような価値は、この世にはないと言っています。人格を陶冶していく、知恵を磨いていくという営みは、一生を賭けるに値することです。