70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

書籍・雑誌

聴く読書 Audibleを利用しています 作品の世界が心にダイレクトに響きます

英語が聞きたくて Audibleという耳で本を聴くサービスがAmazonにあることは以前から知っていました。 音訳の読みの勉強にもなると思いながら、1ヶ月1500円で1冊というコストが高いと思っていました。 Audible (オーディブル) - 本を聴くAmazonのサービ…

『エミリー』モンゴメリ著 モンゴメリの自伝的小説 夢の世界を信じる少女

書くことが好き 『赤毛のアン』シリーズが有名ですが、モンゴメリのもう一つの青春物語シリーズです。 子供向けで上中下3巻ですが、一気に読んでしまいました。 子供向けだから漢字はルビつき 両親に早く死に別れた少女エミリーが主人公で、モンゴメリ自身エ…

『恋の蛍 山崎富栄と太宰治』 松本侑子著 本当の姿を掘り出す

太宰治の心中事件 太宰治にそんなに関心のなかったわたしは、心中事件についてもよく知りませんでした。 三鷹市の玉川上水沿いを歩いたときも、こんな小さな川で心中なんてって思ったくらいです。 太宰の心中相手の山崎富栄について、松本侑子さんが丁寧に資…

『私が好き』松本侑子著  思春期の摂食障害から更年期以降の鬱やアル中は社会的有効感の喪失という観点で

「変化する私が好き 松本侑子さんのエッセイ集『わたしが好き』 著者の20代後半の作品。 新進作家としての地位(?)を固め、各方面から注目されます。 ミスコンテストの審査員として呼ばれて、美貌故に過去の優勝者と間違えらた頃です。 私が好き (角川文庫…

自分の言葉で何かを表現する人になる覚悟  『読書の時間』松本裕子 著

書評集 松本裕子さんによる書評集です。 初出は「サンデー毎日」や朝日ジャーナルなどの週刊誌や月刊誌です。 読んでおもしろかった本を読者と分かち合いたいのです。 読書の時間 (講談社文庫) 作者:松本侑子 発売日: 2020/05/22 メディア: Kindle版 本の魅…

『作家以前』松本侑子 著 生真面目で学究肌 女性の生きづらさと正面から向き合う人

物書きになってからの悪戦苦闘 松本侑子さんのエッセイ集を読みました。 作家以前 (集英社文庫) 作者:松本 侑子 発売日: 1994/03/18 メディア: 文庫 松本さんは学生時代からテレビのニュースショーのレポーターでした。 大学ではデイベート部に入っていたの…

『「赤毛のアン」で英語漬け』茂木健一郎 著 オーディブルの利用開始しました

オーディブルとは オーディオブック、聴く本です。 作品をナレーターや俳優さんが朗読してくれています。 本を読み上げてくれる機能やソフトはありますが、機械の音声は不自然です。 漢字の読み方が一律的で、前後に合わせて臨機応変とはいえません。 実用本…

『NHK「100分de名著」ブッダ真理の言葉』佐々木閑 著 科学と仏教の共通点

釈迦の仏教 佐々木さんは今の日本の仏教と、「釈迦の仏教」をはっきり分けています。 お釈迦様が説いた教えは、神がかり的な宗教ではなく人間の深い思索から生まれた哲学だからです。 それは地獄を信じることができない現代人にも、合理的な考えを支持する米…

脳は何歳からでも鍛えられる 茂木健一郎の脳活用法スペシャル 

プロフェッショナル仕事の流儀 NHKの番組のDVDです。 10年前ですから茂木さんが若いです。 図書館でDVDと本を借りました。 大人の脳も使い方で形も大きさも変わって来ることがわかってきたそうです。 使うとその部分が成長するのです。 タクシー運転手さんの…

『エッセイ脳』岸本葉子 著 エッセイスト20年間のノウハウを披露 

エッセイとは 岸本葉子さんは職業がエッセイストです。 原稿を書いて、それで生活をしているのです。 だから、原稿の注文が来るように、作品が読んでもらうように、様々な工夫をしています。 変なたとえですが、タレントとかスポーツ選手が本業のエピソード…

『我らが少女A』高村薫 著 ぐんぐん引き込まれたけど、あれ? 

高村薫さん 2019年発行だから、高村さんの最新作でしょう。 彼女の著作をまとめて読んだ昨年11月に、図書館にリクエストしていました。 今になってようやく私の番になったのです。 我らが少女A 作者:髙村 薫 発売日: 2019/07/20 メディア: 単行本 どうしてリ…

仏教の本を三冊 読まないで返しました 

図書館から 再開された図書館に行って、本を借りてきました。 リクエストしていた仏教関連の本です。 『瞑想する脳科学』は難しくて、時間の余裕のない今は読めないです。 じっくり腰を据えて読まないと頭に入りません。 後の二冊は山下良道さんの仏教理論で…

落合陽一”禅・マインドフルネスを考える” ZENと禅 ビジネスライクではない精神性

Weekly OCHIAI NewsPicks有料会員になったのでWeekly OCHIAIの番組を全部見ることができようになりました。 そこで去年のシリーズの中で、禅について対談しているビデオを見直しました。 禅僧2名と慶応大学の認知学者(平原憲道)でマインドフルネスについて…

情報にお金を払うと言うこと NEWS PICKS プレミアム会員に入る 1月1500円

Weekly OCHIAI 自宅でyoutube動画を見ることが多くて、面白かったのは 落合陽一さんの動画です。 毎回ゲストを招き専門家の意見を聞くことができます。 ダイジェスト版は無料なのですが、続きは有料版でしか見ることができません。 コロナについても経済とか…

川上未映子さんより、村上由佳さんのほうが共感できます

図書館 コロナ肺炎騒動で図書館はお休みですが、 本をリクエストして受け取りだけはできます。 家にいて本を読む方が多いようです。 図書館には本の受け取りに訪れる方が多く、 受け取りを待つ本が本棚からあふれそうに並んでいます。 読書室の課題 女性作家…

『82年生まれ、キム・ジヨン』チョ・ナムジュ著 今も続く男尊女卑

韓国の女性の現状 この本は韓国でベストセラーになり、日本でも多くの書評で取り上げられました。 私も広報の仕事で内容を知り、読みたいと思ったのです。 82年生まれ、キム・ジヨン (単行本) 作者:チョ・ナムジュ 発売日: 2018/12/07 メディア: 単行本(ソ…

勝間さんの新刊Kindleで 調理法のアップデートは続きます

予約したけど来ない 勝間さんの料理本、楽しみにしていました。 ラクして おいしく、太らない! 勝間式超ロジカル料理 作者:勝間和代 発売日: 2020/03/01 メディア: 単行本(ソフトカバー) 3月1日発売と言うことで予約したのですが、配達はずいぶん先になる…

勝間和代×村上祥代で料理の最強タッグが組めるかも

空飛ぶ料理研究家 福岡と東京に料理教室の拠点を持ち、週に3回飛行機で往復するから、空飛ぶ料理研究家。 空飛ぶ料理研究家 村上祥子のホームページ とても充実したホームページです。 「ちゃんと食べてちゃんと生きる、そして生涯現役で過ごす」がモットー…

『97歳 幸せな超ポジティブ生活』 鮫島純子 どんなことも継続する事ですね

宇宙のルール この考え方がヨーガと同じです。 「魂は何度も生まれ変わり、今生きている人生だけではない。魂は永遠に生き続け、学びながら浄化成長していく」 このルールを知ったことで 受け容れがたいツラい出来事も、不安、恐れもすべて、自分の心の浄化…

式子内親王 本当はサロンの女王のような人? 歴史の評価は変わります

読書室 3ヶ月に一度の「読書室」で取り上げたのは、百人一首の女性歌人 式子内親王。 シキシ内親王と読むのかと思っていたのですが、ショクシ内親王らしいです。 一番有名な歌 「玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば 忍ぶることのよわりもぞする」 とても情熱…

日記に書かなかったら粉々になってしまうだろう モンゴメリ日記より

『モンゴメリ日記 愛、その光と影』 モンゴメリの生涯で一番の危機的状態は、20代前半の恋愛でした。 婚約者と愛人との複雑な三角関係に心は「千々に乱れる」状態でも 表面上は平静を装い、教師としての職務を続けます。 これだけのことをやりのけたのだから…

モンゴメリの日記が面白い 結婚できない人を愛すること

モンゴメリの日記 アンシリーズで有名なモンゴメリの日記が刊行されています。 面白くて図書館にあった二冊を一気に読んでしまいました。 『19歳の決心』18歳から22歳 『愛、その光と影』22歳から26歳 生前50年にわたって書かれていた日記は、遺言によって50…

師と思える人 振り返ってみるとそこには本がありました

ヘッセの『シッダールタ』 私がはてなブログに移ったのは、うちこさんのブログをずっと読み続けていたからです。 私にとって(たぶん)20歳以上若い方です。 ブログを書くとき、自分の気持ちを立て直すとき、うちこさんの言葉をよく思い出します。 人にお…

『まいにちを味わう』吉沢久子 著 「老い」準備はできていますか?

100歳まで現役の大先輩 吉沢さんは今年3月に101歳でなくなりました。 評論家として、随筆家としてたくさんの著書を出されました。 100歳近くなってからも現役で書き続けられたことが素晴らしいです。 シニアライフについて、たくさんの啓蒙をしてくださいま…

ぬか温湿布の作り方  『天然生活』2018年12月号より

ぬか温湿布 『天然生活』去年の記事の中に出ていた、米ぬかを使った温湿布を作りました。 以前からこんにゃく湿布とか知っていましたが、衣服が水に濡れたり面倒でした。 できあがりはちょっとぬかの匂いが気になりますが、ほんわり暖かく、適度な重さも心地…

『冷血』高村薫 著  誰の心にも冷血な部分はあるのか 隣人はどうすれば

行動には原因があるか 歯科医家族4人を残虐に殺した殺人強盗事件のお話です。 冷血(上) (新潮文庫) 作者: ?村 薫 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2018/10/27 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る 殺人を犯した理由が曖昧なことが、問題に…

『天然生活』2018年12月号 「自分で作る、すこやかな習慣」  今の自分を振り返って

一年前でも古くない 『天然生活』2018年12月号、図書館で借りてきました。 ちょうど今の季節の号がありました。 流行を追っている内容ではないので、冬にむかって参考にしたいと思います。 イベントの告知以外は、今読んでもためになることがたくさんです。 …

読書室 高村薫著 『晴子・情歌』 描かれたのは強い意志を持つ女性

3ヶ月に一度 女性達で女流作家について語り合う「読書室」と名付ける会があります。 元高校の図書館司書のSさんを中心に、事前に本を読んでこなくても大丈夫の気軽な会です。 いつもSさんがたくさんの資料を用意してくださいます。 人間関係がわかる家系図や…

日本の山を守る シンクロしました 宇江利勝の小説とペレットストーブ

通販生活のカタログ 通販生活が好きです。 無印良品とも通じるコンセプトが好きなのです。 品質にこだわり、環境への配慮など誠実な姿勢が好ましいです。 www.cataloghouse.co.jp そのカタログが届いて目についたのがペレットストーブの記事です。 (断捨離…

中学生に教えられた読書 ビブリオバトルで新しいジャンルを知りました

図書館イベント 音訳のボタンティアを図書館でしている関係で、中学生の読書発表会に参加しました。 ビブリオバトルとは、みんなで集まって5分で本を紹介。そして,読みたくなった本(=チャンプ本)を投票して決定する、スポーツのような書評会です。 www.b…