佐々木じょうどうさん
南嶺管長が何度も言及されている佐々木じょうどうさん。
わたしも動画をみるのですが、
話していることを体得することが難しいです。
マイクの具合が悪いのか、声が割れてしまってききにくいこともあります。
大英博物館のパルテノン・ギャラリーからのライブでは、
そんなところで座り込んで撮影して大丈夫!?と思いながら、
でもいわんとするところが良くわからなかったです。
それが、何回も円覚寺の修行僧と佐々木さんのお話を聞いている管長さんから、
「難しくて今でも姿勢を直される」という声を伺って安心しました。
「立ち上がるぞ、という気持ち」があると「イキイキと躍動感ある姿勢になる」
というのですが、その躍動感が良くわからないのです。
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型を繰り返し練習してわかってくる
座ること、呼吸法、と南嶺管長は修行僧たちと道を深めていきます。
そして、ようやくわかってきたということが今日のお話です。
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足指を鍛錬して足で大地を踏みしめる練習です。
先日西園美彌先生にお越しいただいて、足指のトレーニングの講習をしてもらいました。
今回は、足で大地を押すということを三時間かけて、実習しました。
ヨガでも行う足指の運動。
菊池体操でも教えてもらいました。
足の指を一本一本丁寧に動かしてゆき、拇指球、小指球とかかとの三点でしっかり大地を押す感覚を身につけるのです。
健康法の基本です。
これだけでも続ければいいのです。
南嶺管長も修行僧の方々も佐々木じょうどうさんの伝えたいことが、
ようやくわかってきたと実感された3時間だったようです。
足で大地を押していると、自然と腰がすっと立つのであります。
丹田が安定して、中心軸が定まって、なにものにも動じないぞという気力も湧いてくるのであります。
私は、「ああ佐々木奘堂さんが私たちに伝えようとしてくれたのはこのことだったのか」と思いました。
あとで修行僧達に聞いても、今まで奘堂さんの講義は難しくてわからなかったけれども、西園さんの講習を受けてようやくこのことを言っているのだと実感できたと言っていました。
なんて素直な感想なんでしょう。
小学生の時から座禅をしてきた管長さんが学び続ける姿、
それも見聞きすることが修行僧たちにとって何よりの学びです。
学びが音訳でひとつになる
私も少しずつ学びが深まってきます。
歩いているときは拇指球、小指球とかかとの三点を意識します。
アイアンガーヨガでもよく言われました。
ビルケンシュトックのサンダルは3点で押すことが出来ます。
だからヨギーニに愛用されるんです。
私もビルケンシュトック持っています。
(型から入っていくタイプなんです。)
サンダルを履いて歩くとき3点を意識します。
アイアンガーヨガでは座るときは「座骨」で、
と繰り返し言われました。
音訳の時にもこれを応用すればいいんです。
座骨を意識して腹式呼吸をしながら本を読む。
上半身はリラックスしながらお腹には力を込め、
足は大地を踏みしめている、
そんなふうに読んでいったらいいのではないかしら。
いろんな学びが一つに収斂していくような気がします。
そういう姿勢で腹式呼吸をする、
それがそのまま音訳の声になっていけばいいのです。
自分のやっていることが全部つながっていると
改めて思います。