ヨーガ禅の行法の真髄
佐保田先生が主宰されていたヨーガ禅、日本ヨーガ禅道院認定教師の先生が
健康ヨーガとして教えてくださっています。
最初にいただいた資料を持ち出してもう一度確認。
「三位一体とは」
体操と呼吸法と瞑想法の三つが三位一体的にとけあった行法です。
「体操」(調身)
「呼吸法」(調息)
「瞑想法」(調心)
これは密教で言うところの三密と同じです。
仏教用語。 主として密教でいわれ,身密,口密,意密の総称。 仏の身体と言葉と心によって行われる3つの行為は,不思議であることから三密と称される。 また衆生の身体と言葉と心によって行われる3つの行為も,その隠された本性においては仏の三密と同等であるとされる。
三密(さんみつ)とは - コトバンク
この三位一体の行法の実習をわかりやすく実習可能としたのが「四原則」です。
「四原則」とは
①動作はゆっくりと、なめらかに行う。
できた姿勢を一定時間保持する。
無理なく、心地よさを求めて。
②動作は呼吸と一致して行う。
呼吸のリズムを大切に。
③体操中はいつも、意識を体に集中する。
「気づき」を持って行うこと。
④リラックスする
練習では
先生が練習中によくかけてくださる言葉です
・体操は緊張と弛緩を交代
・リラックスの時が大切
・形の良し悪しを気にせず自分の可能な範囲で無理なく
・体操中に少しでも違和感を感じた時は、静かに解いて十分にリラックス
・体調に合わせて「心地よさ」を求めて
本当にゆったりと心地よい空気の流れの中での練習です。
座ったり横になっているときは、目をつむり自分の身体に意識を集中させます。
だから、時々右や左を間違えたり、先生と違ったことをしたりします。
でも、そんなことも許される、のびのびと心と身体を伸ばす体操の時間です。
佐保田先生はヨーガは宗教だと言いました。
でもアサナを特別な高尚なものに祭り上げないで「体操」と呼ぶ謙虚さがステキです。
体操をしながら、瞑想も呼吸法もできているというのがヨーガ禅です。
今の私の、お気に入りです。