70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

『新版 愛、深き淵より。』星野富弘 著  器械体操の練習のように積み重ねる努力

星野さんはたぐいまれな精神の持ち主

視覚障害の方の事について考えるうちに、他の障害を持った方の本も読みたいと思うようになりました。そして手に取ったのが星野富弘さんの本です。 

新版 愛、深き淵より。

新版 愛、深き淵より。

 

 

星野さんは有名です。体育の教師で、若い頃に機械体操中の事故で寝たきりになった方です。

でも、今までは詳しく知ろうと思ったことはありませんでした。

口にくわえた筆でお花の絵を描く人というくらいの知識しかありませんでした。

口を使って絵を描くことが、生計のためぐらいにしか想像できていなかったのです。

この本を読んで、私はなんて世の中をしっかり見ていないんだろうと思いました。

恥じるばかりです。

 

魂が絶望からかすかな光を見いだし、たゆまぬ努力をし続けた結果の

たぐいまれな文章と植物画

人の心を打つのにはそれだけの理由があるのに、知ろうとしなかった、感じることができなかった私の心は、感性が干からびてこわばっていました。

 

障がい者が生きやすい社会は必要

障害を持っている方には、先天的な場合と後天的な場合があります。

でも、誰もがその可能性があるという点では同じです。

生物学者柳澤桂子さんの著書で、この考え方を知りました。

ある確率で障害を持った方が生まれるのは、生物の多様性という意味で必要なのです。

多様性のない生物は滅んでしまいます。

後天的な事故や怪我も、確率の問題です。

誰かが、私の代わりにその確率を引き受けてくれているだけです。

ある比率で、誰でもが障がい者になるから、障がい者が暮らしやすい社会が万人にとって必要なのです。

 

誰にでもある醜さも正視して

本の中では、かなり本音のところを書いています。

献身的に看護するお母さんにも、厳しく怒りをぶつけることがありました。

病室の患者の回復に、嫉妬する心に苦しむ姿もありのままに書いてあります。

でも、本当に辛く苦しかったことは、書ききれていないそうです。

それほどの「深い淵」だったというわけです。

そして、信仰を得ていくのは魂の葛藤の末です。

 

花を描くまでのプロセス

具体的に、口に筆を加えて字を書き花を描くようになるプロセスが書かれています。 

小さな地味な基礎を積み重ねていけば、器械体操の華麗な技のように口でだってきっと美しい文字が書けるようになると思った。

何年かかっても良い、それをやることが、体操をやってきた者として、器械体操で怪我をしてしまったものとして、体育の教師として、私に与えられた義務であるような気がした。

下手でもいいじゃないか、どんなにのろくてもいいじゃないか、初めて吊り輪にぶら下がった時だってなんにも出来なかったではないか。

小さな基礎的なことの継続。

日常生活でもそうです。

当たり前だけどなかなかできない、彼にはそれができた、だから素晴らしいのです。 

母は、スケッチブックを持ちながら身動きはもちろんくしゃみをすることさえ我慢して、私の字が次第にうまくなるのを見守ってくれた。

私はこんなことができるかしら。

見守り、手助けをし続ける忍耐心。

頭が下がります。 

病院から1歩も出られない私だけれど、体力と精神の限りを尽くして書いた文字は文字というより、私の分身のような気がして、それが汽車に乗り、遠いところへ出かけていくのだと思いながら書いた。

現在の私は、彼よりもっとたくさんのことができる身体を持っています。

読んで、書いて、歩いて、遠い世界を知り、発信することもできます。

もっと真摯に書いたり、話したりすることで、世の中と関わっていけたらなぁと思います。

 

星野さんのカレンダーが欲しくなりました。

ふるさとの村にある美術館にもいつか行ってみたいです。

いえ、私は自分の足で行くことができるのだから、行きます。

行動します。

ワインに全粒粉パンがよくあうことを発見 便利家電で幸せに    

英語勉強

月に1度、『赤毛のアン』を英語で楽しむ会に参加していて、12月が最終回でした。

松本侑子さんのテキストを使って、CDを聞いて音読もするのです。

英語で楽しむ赤毛のアン (CD1枚付き)

英語で楽しむ赤毛のアン (CD1枚付き)

 

 

毎回少しですが英語を発音していたら、だんだん口が回ってきて英語もなめらかに出るようになってきました。

音訳で滑舌練習をしているのと、相互作用があったのでしょう。

 

最後だから

最終回ということで、飲み物とお菓子を用意してささやかな茶話会を。

物語の中で、アンがダイアナとのお茶会をいそいそと準備したように、私も何か作りたいと思いました。

そこで、毎日のように作っている全粒粉パンにナッツやドライフルーツをたくさん入れて、ケーキのように作ってみました。

 

ドライレーズン・ドライイチジク・クルミをたっぷり入れて、100%全粒粉でパンを焼きます。

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余りふくらまなくて硬めにできあがったパンを薄く切り、さらに手に取って食べやすいように縦に3等分しました。

参加者のお一人が、「とても楽しい会でうれしかったから、先生にお礼をしたい」とワインをお持ちくださいました。

そのとき、

ワインにはこのパンがきっと合う

とひらめきました。

 

便利家電で幸せな気持ち

実は他にもケーキなどがあり、地味な私のパンは余り喜ばれないかも、と心の中で心配でした。

でも、甘くない堅いパンがワインに合うはずだとピンときたのです。

案の定、パンは大好評で皆さん次々にお代わりの手が伸びます。

「毎日これを食べているなんて、幸せですね」

と言ってくださる人がいました。

その言葉が私を幸せにしてくれます。

食べていただき、喜んでいただけたことが幸せでした。

 

生活に取り入れている便利家電が、それを使って人の温かさに触れるツールになっています。

もっとどんどん作って、周りの人にも届けたいという気持ちがわいてきました。

 

残ったワインは私が家に持ち帰りました。

近々お友達を呼んで、パンと一緒にいただこうかしら。

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パンは冷凍してあったのを写したので切ってありませんが、細く切るとおつまみになります。。

 

 

ヘルシオでおいしいのはキャベツだけでなく、野菜全般らしい

今日の鉄板

おいしいハムの詰め合わせをいただいたので、ヘルシオで焼くことに。

周りに野菜を並べます。

・ジャガイモ

・ピーマン

・ニンジン

これでもういっぱいになりました。

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ジャガイモに少し油とも思いましたが、全部素焼き・味付けなしで

 

ジャガイモに比べてピーマンはすぐ火が通ります。

並べる場所を考慮する必要があるかと思いましたが、適当に。

ヘルシオの【まかせて調理】【焼く】で20分くらい。

スチームグリルの調理のようです。

できあがり

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ジャガイモの焦げ目がいい具合 ピーマンもそんなに縮んでいない

全部おいしく 

ハム類の焼き上がりも上出来でしたが、野菜類がおいしいです。

フライパンでは、ジャガイモは下ゆでする必要がありました。

ニンジンが生焼けだったりの失敗もありました。

ヘルシオの【まかせて調理】【焼く】にすべておまかせ。

ジャガイモは焦げ目があっても中は柔らかく、形が崩れていないのがうれしい。

ニンジンは、味付けが何もなくてもあまくておいしい。

これだったら、もっとたくさん切って乗せればよかったと思いました。

ピーマンも心配したのですが、形がちゃんと残っていて焦げている部分も苦くはありません。

 

天板のサイズがいっぱいだったので今回はタマネギは使いませんでしたが、タマネギもおいしいに決まっています! 

 

これからは野菜類の消費が増えそうです。

全部身体に入って血となり肉になって、生活のエネルギーになってくれます。

ヘルシオで「満州餃子」を焼く 3パック一度に

我が家は餃子好き

以前は手作りもしていましたが、今は買ってくることが多いです。

近くの「餃子の満州」では火曜日と金曜日が特売日です。

「餃子の満州」は埼玉県が本部のおいしい中華料理のチェーン店です。

お持ち帰りの餃子をよく利用します。

焼き餃子の他に、風邪をひいたときには卓上鍋でぐつぐつ煮ながら水餃子にします。

たっぷりのおろしニンニクと刻みネギをいれた酢醤油で食べるのが定番でした。

でも、家族が多いと一度に調理する分量が多くて大変です。

大きなフライパンにたくさん詰め込むと、焼き上がってもくっついてしまいます。

かといって、2度に分けると先に焼いたものが冷めてしまっておいしくありません。

 

そこでヘルシア

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はじめは「あぶり焼き」か「網焼き」かと思い、網の上にのせてみました。

でも、ネットでいろいろ調べてみると、この方法では皮がカリカリで干からびたようになり、よくないようです。

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それで、オーブンペーパーの上に乗せてみました。

それでも、油分が足りないように思うので、上からと横からごま油を足してみました。

【任せて調理】【炒める】で調理してみました。

スチームオーブン機能で調理するようで、ヘルシオ内は蒸気が出ています。

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見たところちょっと焦げ目がついていい感じだったのですが、できあがりは天板についていた部分はぜんぜん焦げ目がなくて白いままです。

それではおいしくなさそうなので、全部ひっくり返して焦げ目をつけるべく【手動】【グリル】で5分延長しました。

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こんな感じでできあがり。

食べてみたら、皮がカリカリ、

揚げ餃子の油分抜きって感じです。

 

思ったようなできあがりではありません。

 

家族からあまり文句は出なかったので、これでいいのかしら。

ヘルシーで、大量を手間なしで作ることができました。

 

【追記・これからどうしようかしら】

皮が固いのは、「延長でグリル調理5分」したからでしょう。「蒸し料理5分」くらいにしたら、皮が柔らかくなってフライパンでの蒸し焼きに近い食感になるかもしれないです。

でもそうすると、焦げ目がつきません。

焦げ目をつけながら皮を蒸したように柔らかくする方法はないのかしら?

グリルのあとで蒸しも付け加える??

あまり「手間なし調理」じゃなくなってしまいます。

研究の余地ありです。

ヘルシオでキャベツ大量使い 手間なしでおいしい

キャベツが安い

天候のせいでしょうか、野菜が大きくて安いです。

キャベツを大量に調理するのに、ヘルシオが大活躍です。

朝食はキャベツのざく切りに塩コショウして、頂き物のミートローフをのせ

【まかせて調理】→【炒める】 15分くらい

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おまかせの間に、食洗機の食器を出し、リンゴの皮をむき、残ったキャベツを千切りにすることまですることが出来ました。

 

できあがったらキャベツが小さくなっていて、もっとたくさんでもよかったかも。

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キャベツが少し焦げていますが全体をかき混ぜたら気になりません。ミートローフの焦げは香ばしくておいしいです。

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おいしいハムの詰め合わせいただきました。ありがとう!!

 

疲れているときは手抜き

昨日は対面朗読を終えて、夕方疲れて帰宅。

同じようにキャベツを敷き詰めた上にチルドのシュウマイをのせて

【まかせて調理】→【蒸す・ゆでる】

下の段でほうれん草を茹でたかったのですが、疲れていたので単品だけ。

ヘルシオにシュウマイをおまかせしている間に、お味噌汁だけさっとお鍋で作りました。

たまにはこんな風に手抜きをして楽をしたいです。

ヘルシオでのキャベツ蒸しもおいしくてたっぷりいただくことができました。

 

キャベツもこんなふうにザクザクの切り方なら、気軽に使えます。

家族はせん切りキャベツが好きなんですけどね。

どこに身を置くか 「座辺師友」樹木希林さん記事

樹木希林さんのことば

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公園も落ち葉がいっぱい 

ネット版の朝日新聞に「所有しない人生を選んだ」人として、樹木希林さんの記事が載っていました。

樹木希林さんが大事にしていた言葉として紹介されていたのが「座辺師友」です。

優れたものや人を身近に置いていると自然とそのことが身につく。周りのすべてが師であり、友であるとの意味だそうです。

そこで思ったのは、音訳ボランティアを始めてから出会った人たちのことです。

60歳半ばで新人さんとして仲間に入れていただきました。

思いがけず昔の知人もいましたが、実際に指導してくださる方や一緒に活動するのは始めて知り合いになった方たちです。

その方たちが、私にとって「師」です。だんだん「友」にもなっていけるでしょうか。

 

本と活字が好き

音訳で知り合った方たちは、まさしく「師」と呼ぶに値します。

総じて感じるのは、皆さん本と活字が好きで知識も豊富だということです。

若いときから参加して精進してきた方は、プロ級です。

 

はじめのイメージでは、音訳をする方はおしゃべりが好きで明るい感じだと思っていました。

でも実際は、人としゃべるより一人で本を読んでいるのが好きって感じの方が多い気がします。

ご自分が本を読むのが好きだから、目が不自由な方の本を読む楽しみのお手伝いをしたい、そう思うのではないでしょうか。

昨日も対面朗読で利用者さんを待つ間にした雑談が、とても楽しくて気持ちをゆさぶられました。

どんな本を読んでいるかをお話ししていて、著者の名を出すとお互いすぐにわかるのです。そして、

「実用書ばかりでなく、たまには難い本も読む必要がありますよね」ということで書名を出し合うなど気持ちのいい会話が続いたのです。

こういう会話をしたのは久しぶりでした。

飛び込んだ音訳活動で、こういうお仲間に巡り会えた幸福を実感しました。

 

中身と人間味が問われる

視覚障害の方とお目にかかる機会が増えました。

目が見えない代わりに、他の感覚がとても鋭いようです。

そのとき自分を省みます。

白髪とかシミしわと、外見の老化にあらがう気持ちが小さくなります。

中身が問われますから。

きっと声の調子や語彙の端々に、人間性まで表れるでしょう。

服装も、かっこつけたヒラヒラは必要ありません。

とっさの時にお手助けできるように、足下は歩きやすい靴です。

シンプルに中身で勝負です。

 

自分で選ぶ環境

目に見える肉体は老化しても、精神とか心の老化は別です。

自分で止められます。

怠惰に向かえばどこまでも落ちてしまいそうです。

マインドフルネスでは、すべてを判断なしに受け入れるとしますが、よき「師」よき「友」を求めることとは矛盾しないです。

自分の周りに「師」と「友」を置いて暮らせることは、何よりの財産になります。

たくさんを欲しがることは必要ありません。

選びとりながらの環境作りです。

「座辺師友」いい言葉を知りました。

 

 

 

 

今朝のヘルシオ もやしはこれから3袋購入!

朝食のレギュラーに

ヘルシオの天板いっぱいの野菜炒めです。

・もやし2袋 さっと洗って

・ほうれん草(おひたしの残り)

・にんじん スライサーで

・ベーコン 切ってあるもの買いました

 

塩コショウしてヘルシオ【まかせて調理】→【炒める】スイッチオン

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10分から15分で出来上がりです。

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その間ヨガをちょっとしました。

朝食前がヨガにとって、いい時間なんです。

(できあがったころキッチンに行ってみたら、もう大部分なくなっていました。)

フランパンよりとっても簡単。

全体が同じように火がとおっています。

できあがってから全体を混ぜるだけです。

 

実は、私は味見をしただけです。

家族に好評で、すぐなくなりました。

次回はもやし3袋で作ることにします。

近くの生協で、もやし1袋19円です!!

 

加工肉のベーコンでなくても、豚肉・鶏ハム・塩豚でも作ってみます。

朝ご飯のレギュラー確定です。