70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

信号を待ちながら

青信号になるまで

ヨガセンターでのアサナの練習中の純子先生のお話は、いつも心に響きます。

何のアサナのときか忘れたのですが、

「今、どんな呼吸をしていますか?」と質問されました。

そして、

「信号を待ちながらでも、その時自分がどんな呼吸をしているかを感じてください」

「どんな時も、自分の体・呼吸・心」を観察するようにというお話です。

 

ヨガセンターの前の信号は、青になるまで長く待たされます。

その時

「早く赤になってほしい。車が来なかったら渡ってしまおうかしら。」

そう考えがちな私たち(私だけ?)を、見透かされているようです。

私は

かつての私は、信号が青でタイミングよく渡れると「得をした」ような気持になりました。

赤信号にになりそうなのを無理強いに渡ってしまうのは「損をしたくない」という気持ちでしょうか?

ヨガを学ぶうちに、それっておかしいと思うようになりました。

信号一つ分時間が遅くなっても、「損」ではないです。

あわてて前しか見ないで突き進んで、トラブルが起きるかもしれないです。

落ちついて、自分のペースを変えないでいようと思えるようになりました。

 

こんな小さなことでも、ヨガからの大きな学びなんです。

呼吸

バス停や信号での待ち時間に、私は足裏に意識を向けます。

足裏の三点に重心を乗せているか、太ももが出ないで脚の付け根がかかとの上に来ているか、確認する時間にしています。

 

これからは、呼吸も確認する時間にしましょう。

 

シャバアサナから立ち上がるとき、呼吸を見るのだそうです。

吸う息より吐く息のほうが長くなって来たら、頭と心が落ち着いて起き上がる準備ができています。

 

自分の今の呼吸がどんな呼吸なのかで、心の状態がわかりますし、呼吸を変えることで心を変えることができます。

それがヨガの面白さです。

生きること

生きている間、呼吸は休みなく続きます。

プラーナとかはまだよくわかりませんが、呼吸で酸素を取り入れるから活動できることは確かです。

 

アイアンガーヨガでは、胸を開いて肺に大きく息を取り入れることを大目標にします。

そのための足の強さ、アライメントです。

 

どんな呼吸をしているかしら。

パソコンに向かっていても、息をつめないで自然な呼吸をしているかしら?

いつでも思い返したいことです。