深めること
情報(information)
知識(knowledge)
知恵(wisdom)
インド哲学では、学びの深さも緻密に規定します。
情報は、テレビやネットであふれていて、ただでもどんどん取り入れることができます。
そしてすぐに忘れてしまいます。
知識は、自分が利用するために勉強したりして身に付けます。
忘れたらまた調べることができます。
知恵は、それが自分の体に取り入れられて自然に必要に応じて取り出すことができます。
私は情報を取りに行きたがり、たくさんの情報で満足しがちです。
ネットのゴシップをたくさん知っていても自慢にはならないのに、今でも全部目を通してしまうのです・・・
少しでもいいから知恵を身に付けたいです。
情報を取捨選択して、自分で確認して、納得して身体に取り込んでもうゆるぎない信念となる、そういう深め方を目指します。
今思っているのは
芸能界のゴシップ記事はもう読まない。誰が不倫しても交際していても私には関係ないのだから。
レベル低すぎます。
来世に持っていけるのは
人間はどうして生きているのでしょうか?
生まれたからには死ぬのが決まっています。
死ぬ時に来世があるとして(インド哲学では輪廻転生があります)、お金も家族も友達も持っていくことはできません。
来世に持っていけるのは、経験(行い=カルマ)と知恵だけです。
お金や物質がいくらあっても幸せにはなれないのはこのためです。
お金や物があったら、あっただけ失うことが苦しくなります。
知恵は、どんなにたくさんあっても失うことはありません。
たくさんの知恵をこの世で得ることができたと思えたら、死ぬことが怖くなくなります。
自分の本質である魂が、この身体を使ってたくさんの経験をさせてもらっています。
その体のコンディションを整えるために、ヨガのアサナがあります。
インドの知恵です。