私の肩甲骨
私の肩甲骨は「中に埋まっている」状態です。
これは30年くらい昔に初めて旅先でマッサージをお願いしたとき、
私の体を触ったマッサージの方が驚いて口にした言葉です。
以後、ずっと言われ続けてきました。
肩甲骨ほぐしが体にいいと言われて、動かそうと試みては断念(失念)していました。
下に下げて中に押し込む
ヨガセンターでも、肩甲骨へ意識を向けるよう指示があります。
胸骨を広げるためには、肩甲骨を中に入れる必要があります。
ただ、体の中に入れるのではなく、まず下に下げてから中に押し込むという説明がありました。
背中はあくまでも下に流す意識を持ち、肩甲骨を下にします。
すると、自然にわきの下は後ろから前に旋回する動きになり、二の腕の外旋にもつながります。
この一連の動きで、体を整えていくのだとわかります。
触ってペアワーク
練習で肩甲骨にフォーカスした日のことです。
二人組になってのペアワークで、お互いの肩甲骨を触りました。
私の肩甲骨は・・今もって肉に埋もれていて探しにくいです。
とてもきれいに肩甲骨が外目にもわかる方もいます。
ついている肉の量の関係だけでなく、骨格が違うのかしらと思いました。
それとも、修練の成果かしら?
骨に気づく
肩甲骨を触ってもらったことで、自分の骨の存在をより一層意識することができます。
「足の裏の三点を押す」と繰り返し指導されていますが、これも三点の「骨を押す」ところまで意識を届けさせるのが目標です。
アイアンガーグルジは解剖学も参考にアイアンガーメソッドを作り上げられたそうです。
かかとと足の付け根をまっすぐに、というのは、骨格見本がそのように立っているからです。
筋肉がない骨だけの状態でも立っていられるアライメントが、人体にとって正しい姿勢ということなのでしょう。
肩甲骨という視点から、骨で構成されている私の体という意識が出てきました。
骨を意識するって、私の体を内側から見ているんですね。
内観ともつながりそうです。
新しい発見が続きます。