70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

アイアンガーヨガセンター 秋の合宿は女性のため

日常と離れた3日間

アイアンガーヨガセンターの秋の合宿に参加しました。

 

壇上には祭壇とアイアンガーグルジの素晴らしいアサナ写真が飾られています。

 


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家事をすることなく、自分のこと、ヨガのことだけを考えていられる贅沢な時間です。

たくさんの思いがありました。

 

合宿に参加できている自分を幸せだと思えるのが一番でした。

こんな幸福な時期は、人生の中でもそうはありません。

自分と家族が健康であればこそです。

送り出してくれた家族にも、心から感謝しなくては。

 

母親でもなく、祖母でもなく、妻でもなく、娘でもない、ただのヨギーニ目指している女性でした。

 

今回は女性のためのメニューで男性はいません。

 

身体と向き合う

参加者は50名ほどですが、たぶん20代のかたから最高年齢は私の60代かしら。

それぞれ女性として、自分の身体と向き合いました。

 

男性がいないので、純子先生も突っ込んだお話をすることができます。

 

例えば産後の女性がどんなに手厚く守られるべきかです。

出産でどのような体になり、それが元に戻るまでにどれだけの期間が必要か、産後にはどのタイミングでどのようなアサナをすべきかなどのお話がありました。

 

そこで、ヨガには身体にエネルギーをためるアサナと、発散するアサナがあるということも学びました。

体が弱っているときには、エネルギーをためるアサナをするのです。

これは、病気の時とかにも役立ちます。

体調や年齢、精神状態に応じたヨガをする知恵です。

 

女性ばかりなので、お互いの身体を触ったりペアワークで押したり引いたりひねったりも十分にしました。

 

人と比べて自分の良さに気づく

「足の付け根を柔らかく」とはスワスティカアサナで座るときによく言われます。

自分が柔らかいかどうかわからないという声が上がり、みなで周りの人の足の付け根を触ってみることになりました。

 

私はとても柔らかいと周りの若い人たちから驚かれました。

緊張していないということです。

頭が緊張していると、この付け根が固くなるそうです。

 

私も若いかたの足の付け根を触らせていただくと、みなさん固いのです。

比べてみて初めてわかりました。

「股関節もやわらかくて、何でも受け入れてくれそうですね」と言われ(=ほめられ)とてもうれしくなりました。

 

人に見てもらって部分的な硬さに気付く

硬さも教えていただきました。

アドー・ムカ・ヴィーラアサナでひざを開いて手を伸ばして前に倒します。

 

腰の部分が盛り上がっていると腰が悪いから、それが伸びるようにとアジャストの勉強をしていたときです。

 

私が体を倒すと、ペアになった方が困っています。

片方だけ盛り上がってるのです。右の背中中央から上が盛り上がっていて、左下はへこんでいるのです。

 

先生に見ていただきました。

 

肝臓の部分が硬く盛り上がっているのだそうです。

「怒りをためているとこうなりますよ」って言われました。

ヨガの哲学のおかげで、こころがずいぶんと穏やかになり、怒らなくなってきたと思っていました。

怒らないのではなくてただ怒りをため込んでいるだけなのかしら、とちょっと考えました。

それとも長年の蓄積が残っているのであって、これからどんどん良くなるのではないかしら。

 

本当のところどうなのか、これからもじっくり考えてみます。

 

先生に背中の右をぐいぐい押していただき、身体もひねっていただきました。

 

ここの硬さを失くしていくことがこれからの私の目標となります。

 

どの程度身体が整ってきたかの目安にもなります。

こころの柔軟性の目安にもなるかもしれません。

 

 

心の問題のふたを開けてみた

夜のセッションでは、心のふたも開けてみました。

女性だけ、ヨガを学ぶものたちだけでの自己開示の時間がありました。

 

普段考えることをやめていた家族や友人との問題について、考えるきっかけになりました。

ふたを閉じたままにせず、時の応じてよりよい方向への道を探しつづけることにしました。

 

物事は不変ではなく、絶えず変わっていく、私の心も体も変わっていくことを学んでいるのですから、人間関係も変化して当然です。

 

変化をおそれず、逃げないで、自分はあくまでも穏やかに対していきたいです。

 

また一段階進んだかしら

GWに続いての合宿参加でした。

今回は、わたしもアイアンガーヨガに慣れてきて、戸惑うことが少なくなりました。

 

ひざの故障を抱えているけれども、できるところまでは頑張ってみて、痛くなったらほかのポーズに変えたり、プロップスを自分仕様で使うことができるようになりました。

無理だなと思ったら素早く、アシスタントの方にお聞きしたり、先生の指示を待ちます。

 

本当に手取り足取りでなくては動けなくなったGWの頃より、一段階進んだと思います。

それは、純子先生が良く言われる

ヨガは知性を使う

ことが少しずつわかってきたからだと思います。

自分の身体を大切にする知性です。

 

それは

自分の身体を観察

することから、感じ、考えていきます。

 

ヨガセンターで学び続けていることで、ヨギーニへの道を確実に進んでいます。

 

先生たちに感謝です。

 

自分の身体にも感謝です。