70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

瞑想の時間をつくる

練習の前のマントラ

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ヨガセンターではクラスの練習を始める前に、マントラを唱えます。

サンスクリット語でヨガの父パタンジャリへの感謝と敬愛をこめた祈りの

言葉です。

「オーム」で始まり「ハリヒオーム」で終わる数分です。

 

邪念だらけ

私の頭の中はマントラを唱えていても、邪念だらけです。

先導の言葉に続いて、自分が一番に声を出してはいけないと、他の人の呼吸をうかがったりしています。

タイミングよく、自分だけ飛び出さないということに気がとられるのです。

 

それから、自分でこれが暗唱できるか覚えられるかと試してみて、なかなか覚えられないから覚え方をどうしようかなんて考えたりもします。

はじめの言葉は母音が「ア」が多いけど、全部じゃないなんて発見もありました。

 

夕食の献立を考え、帰りに足りない食材を買っていこうとか俗事の雑念がいっぱいです。

 

そんな時、ふと思いました。

これって瞑想の時間なんだから、もっと大切にしたいと。

 

集中してこの時間を大切に

日常生活で自分の心と向き合ったり、「無」になれることはあまりありません。

せっかくのこの時間、いつもと違う心持ちでいる貴重な時間です。

呼吸に意識を向け、マントラを自分の身体に響かせるように唱えることに集中します。

日常生活から、心と身体を大切にするヨガの練習の時間へ身を置き換える、扉の前に立っているのです。

今からのヨガの練習を大切にしようという気持ちが湧いてきます。

 

大切にする、ということもキーワードです。

ヨガセンターでは繰り返し指導されます。

「自分の身体を大切に扱いましょう」

「身体を大切にすると、必ず身体は応えてくれます。」

 

そこから派生するように、自分を大切に、他人も大切に、時間も大切に、すべての物を大切にという考えにつながっていきます。

 

瞑想はアンチエイジングにも

家庭と子供を持ちながら女優を続けている方の記事を読んだとき、一日10分でも瞑想をしているとありました。

それが、自分を取り戻すのにとても有効で所帯じみない秘訣というような話でした。

瞑想がアンチエイジングにとても有効だってことです。

そのときは、家でひとり目をつむって瞑想するなんて無理だわと思いました。

 

でもヨガセンターのマントラの時間はまさしくその瞑想です。

 

入門クラスでは、瞑想とか呼吸法については特別には練習しないのですが、毎回のマントラは瞑想への入り口です。

 

クラスのはじめにマントラを唱え、最後はシャバアサナで心と身体を休めて静かにさせる、瞑想で始まり瞑想で終わっているということ!!!!!

 

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なんだか大きな発見をしたようでわくわくします。

ヨガとアンチエイジングがつながることも、う・れ・し・い。