70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

ヨガで体が伸びるといいことがあるのです。

何を求めて


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今日の練習で純子先生が、「アサナをして身体が伸びるとどんな変化がありますか」というような質問をされました。

 

みなさんが、暖かくなる、気持ちよくなる、うれしくなる、など自分の実感を答えました。

 

ヨガの目的は、身体を伸ばすことではなくてその先にあります。

私は幸せで平安な心ではないだろうかと考えました。

幸せな心を脅かす不安、実体のない不安に心を奪われないことがヨガの目的のように思います。

 

純子先生の答えはそれとは違っていましたが、底に同じ水の流れを感じました。

 

身体を伸ばすといいことがあるのです。

心まで変わってくるのです。

 

瞑想

ヨガのアサナをするのは、瞑想の時身体(特に足)が痛くならないようにするのだとも言われます。

瞑想が目的で、アサナはその準備運動だというのです。

最初その話を聞いた時は、「まさか、そんなはずない」としか思えませんでした。

 

この頃はそれが少しわかると同時に、ポーズをとっているときも瞑想の一種なのではと思うことがあります。

 

・自分ではここまでできるけど、これ以上はできないと見定めること

・練習を続けることで成長することを実感して、自分に自信をつけることができること

・できないと思っていたことも、挑戦することで、凝り固まった考えが変わる

 

心が人間関係などでわさわさしていても、アサナに集中していたら忘れてしまい、そのあとは心が軽くなることはよく経験することです。

 

このメカニズムは古代インドの哲学者がしっかり考えてくれています。

 

学びは深く

ヨガセンターに通いだして、まだ半年にもなりません。

入門クラスで基本的なポーズを練習しています。

 

マットに立ち、手を上に伸ばすターダアサナ・ウールドヴァ・ハスタアサナだけでも、練習のたびにまだまだと思わされます。

支える足の強さ、足裏や膝・太ももへの意識をめぐらせ、腸骨と尾てい骨の方向の確認をします。

みぞおちは出さず背中はそらせないで、後頭部と背中を意識して肩を後ろに・・・・・

 

こんなふうに、上に伸ばす手以外にもたくさんの意識をめぐらせていくアイアンガーの教えです。

 

物理的に意識をめぐらすだけではなく、そこに知性とか意思も加わりますから、毎回の練習は盛りだくさんの情報で、頭に入りきれません。

 

ヨガセンターは道場です。

 

ヨガの学びは深く、身体は伸びて心は「静かで素直で純粋」になることを目指します。

 

 
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