風邪は治りましたが、ひざの怪我
風邪はほとんど治ったようなのですが、まだ今までのような爽快感はなく、時々咳が出たりします。
朝起きるとき、今日の頭の痛さはどのくらい?と思うことがなくなったのが治ってきた証拠です。
朝5時半起床での食事つくりはこなしています。
体調不良の間、ヨガの自主練習はできなかったので、座法だけでもと思い蓮華座に取り組みました。
パドマアサナともいい、両方の足をしっかりももの上にあげてくみます。
そのせいでもともと膝を痛めていたのが、また傷めてしまいました。
やっと治ってきて、マリーチ・アーサナのBでも両方とも膝を曲げてできるようになってきていたのですが、今はヴィラーサナ(正座)も右ひざが痛くてできません。
こんな状態ですが、アイアンガーの体験3回目に行ってきました。
プロップスの効果
プロップスというのは、ヨガで補助に使うベルトやポルスター・ブロックなどのことで、アイアンガーヨガではこれを使うことが一つの特徴です。
今日の体験の練習が始まる前に、先生に右ひざの故障を申告し、練習に参加してもいいかをお聞きしました。
皆と一緒のポーズができないのは、ちょっと困りますと言われるかと思ったのです。
怪我をしている人は、一般の練習ではなくspecial care のクラスが別に設けられているからです。
一緒に参加することが認められて一安心ですが、どこまで膝をかばいながらポーズができるか心配でした。
最初に先生から、「今日は月末の週のため、リラックスを目的としたクラス内容です。」と言われました。
スティックを足指に挟んで傾斜板にのり、両手を上にあげていきます。
ポーズの名前が全部サンスクリット語なので、私はまだよくわからず周りを見ながら真似をしていきます。
壁に背を付け、壁に沿うようにして組んだ両手を上に上にあげていきます。
背中の僧帽筋は下に、肩を外旋してというのは、秋津のスタジオでもよくいわれていることです。
ブロックをはさんで内腿を後ろに押します。
かかとをしっかり感じます。
次にマットに戻って、ヴィラアーサナ バジュラアサナといわれて、さあ困ったと思いました。
正座はできませんと先生には話してあります。
ベルトで足首と膝上をしっかり固定します。膝にはブランケットの折ったものを裏に当てて坐骨の下には補助のブランケットを折りたたんでおいてあります。恐る恐る座ってみると、ベルトで固定されている膝が痛くありません。
どうして痛くないのかわかりません。
そのほかにもいろいろブランケットを使ってシッティングポーズをしましたが、痛くなくできました。
先生も、ひざは大丈夫ですかと時々聞いてくださいました。
痛くはないけど、血流がどくどくしているような感覚があって、どうかしらと思うような場面もありましたが、なんとかポーズについていけて驚きました。
これがプロップスを使うことの効果なのでしょう。怪我をしていてもポーズができます。痛かったら痛くなくなるまで、ブランケットを増やしたりロープを使ったりします。
シッティングを終えて、また傾斜板に戻って両手を上にあげて、身体の伸びを最初の時と比べてみます。
私は、ひざが痛くなくて座れたことに驚いて、ビフォア・アフターを感じる余裕がありませんでした。
ゴームカーサナ
今日の体験でやったアーサナをもうひとつ。ゴームカーサナ牛のポーズです。
背中で斜めに両手をつなぎます。
初めて聞くことがたくさんありました。
上のひじは天井に向けるとはよく聞いていました。
私は頭の上に載せるようにして、ひじをあげていましたが、耳に沿わせてまっすぐ天井に向かってあげるように指示されました。
それと、肩の外旋、下になるほうの肩もていねいにしっかり回すことも。
ただ手をつなぐことを目的にするのではない、正確な体の動かし方を指導するのがアイアンガーの方法なのです。それが、指導に一貫しています。
身体を見る
シッティングポーズの時、ベルトで膝の上を縛り、太ももの肉を手で後ろに回します。
そして、同じ太さかどうかを目で見て下さいと言われました。
その時、私の右ひざが腫れているのに気がつきました。
痛いとは思っていたのですが、外見でもこんなにわかるほどとは思ってもいませんでした。身体を感じることとはよくヨガで言われることですが、感じるだけでなくちょっと見てみるだけでも体の変化はわかるのだということです。
いままで、ちゃんと見ていなかったという発見です。
身体以外に、日常生活や人間関係などでも。ていねいに見ていないから気がついていないこと、きっとたくさんあるのでしょう。
そういうことにも、気がつく人間になれたらと思います。