漱石もきたことのある子規の旧宅
趣味は読書?
そんな谷根千を案内してくださった方は、読書が趣味のようで本の話をたくさんしました。
私も本を読むのが好きだといったものの、内容が頭に入っていないのに気が付いて愕然としました。
たくさん読んだ女流作家の作品と名前、内容が全然出てこなかったのです。
記憶にありません!
私の記憶はどこに行ってしまったの?
推理小説が好きと言っても、今の作家の作品を読んでいるわけでもなくて話題になった作品やら作家も知りません。
昔よく読んだはずの夏樹静子の名前もすぐには出てこないし、そのどの作品と言われても内容を覚えていません。
夏目漱石を読んでますなんて言いながら、作品の内容がもうこんがらがってしまって、「門」「それから」「行人」なんて区別がつきません。「虞美人草」「三四郎」「こころ」「坑夫」はちゃんとお話が分かっています。
こんなので本が好きです、この本を読みましたなんて言えないのではと、悲しくなりました。
本も読みっぱなしにしていて、ていねいさがないということでしょう。
ただ慰藉のため時間つぶしのように読んではいけない、というかもったいないと思うのです。
読んで何を感じ、何を得たのか、大事にしたいと思います。
こういうことも、ヨガとインド哲学を学んでいるからこそ思い当たったのです。
一瞬一瞬をだいじにすることってこういうことも含まれると思います。
ちょうどkindle に入っている齋藤孝先生の「速読塾」にこんな言葉がありました。
本はその内容を引用できることにいみがあるからです。読んだ本について要約してはなすことができ、つねにそれを引用して魅力を語ることができれば読んだ価値があります。
本を読んだり映画を見たりした後、味わって楽しんで感想を言えるところまでにしていきたいと思います。
ひとつずつを、ていねいにです。
齋藤孝の速読塾 これで頭がグングンよくなる! (ちくま文庫)
- 作者: 齋藤孝
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2010/04/07
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