70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

バカーサナの進化 

銀座うちこヨガ

銀座の練習はアシュタンガのハーフプライマリーをベースに進行していきます。

うちこヨガに初めて行くと決め申し込んでから、近くのヨガスタジオに飛び込んで練習を始めました。

フィットネスクラブのヨガプログラムをしたことがあるくらいの経験なので、ついていけるかどうか心配だったからです。

そこの先生に、ハーフプライマリーってどんなのですか?きついですか?なんて質問をしたことも、今となっては懐かしいです。

「初心者でも大丈夫」「続けると力がつきます。」というブログの言葉を頼りに、銀座のビルの地下のスタジオの扉を開けました。

 

はじめて物語

アシュタンガヨガ初めての私は、指導者のガイドの言葉以前に次の行動ができるのが、不思議でなりませんでした。いままで参加したヨガは、いつでも言葉のリードの後から動いていたからです。

その月の目標とかその日の参加者によって、アーサナは組み立てられるものだと思っていました。

アシュタンガは順番が厳格に決まっているなんて、それで楽しいの?って言うのが初めの感想でした。

チャトランガってなんですか。」と質問して「儀式だから、いいからやりなさい」

といわれながら、とにかく見よう見まねでついていきました。

月に1回か2回くらいのペースで続けると、そんなに疲れなくなったので確かに体力はついてきたのでしょう。

始めのうち太陽礼拝のあとは、全部わたしにとってチャレンジポーズだったように思います。太陽礼拝の順番を覚えるのにも、何か月かかかりました。

こんなことも

そんな中でも、バカーサナ(鶴のポーズ)は衝撃的でした。

しゃがんで膝を脇の下に収納してそのまま膝を腕に載せて足を床から離していきます。

膝を二の腕に載せると、とてつもなく痛いのです。

体が硬いとか筋肉がないとかの問題ではなく、そう言う事はしたことないからできないのです。

いつも他から押されることのないぷよぷよした二の腕に、ひざが当たるのだけで体にはショックなのです。

こんなことも、と思いながら回数を重ね、家でも思い出した時には練習をしていくうちに、腕に乗っかれるようになっていきました。

それだけでも楽しくて、たびたびポーズを練習するようになり少しずつ足を床から離している時間が長くなっていきました。

バカアーサナからチャトランガ

銀座よがではバカーサナからジャンプバックしてチャトランガにすすみます。

バカーサナで足をあげることができても、ポーズをキープすることはなかなか難しいです。

少しつま先が持ち上がったかと思うと、すぐにまた降ろしてしまいます。

 

バランスが崩れてぴょんと後ろに足を下ろすのですが、それをだんだん後ろへの距離を伸ばしていくように意識しました。

  

続けることと進化する楽しさ 

足を空中でキープしてバランスをとる時間を伸ばしていくことと、後ろに降りることを同時に練習していきました。なかなか楽しい進化の経過です。

久しぶりに練習しても、大幅に元に戻っていることはなく、それなりに形ができているのが不思議です。

いつしか空中で5カウントすることと、足を降ろした後そのままチャトランガできるくらいまで足が後ろまで伸ばせるようになっていました。

そんな私のバカアーサナを見てうちこさんから「コツをつかみましたね」とほめていただいたのも嬉しかったです。

イメージではしっかり後ろに跳ばなくてはいけないのに、私の感覚では後ろにただ伸ばしているだけです。

まだまだ進化の途中です。

でも、二の腕が痛くて全然乗れなかったころから考えたら、とっても進化しています。

逆立ちもそうですが、完成形までのプロセスが長いと、楽しみも長いのだと思います。

今のこの私の歩みでは、何年もかけて1つのポーズを完成させて行くことになるでしょう。

老いて動けなくなっていくのと競争のような私のヨガの歩みです。

でも、めざせヨギーニ!!