以前何冊か村上和雄さんの本は読んだ。
久しぶりに読んだのが、佐保田先生の本と同時だったのでヨガとの関連を感じた。
遺伝子研究者の村上さんは、人間の遺伝子のほとんどがOFF状態になっていて、心の持ち方でONにすることができるという。
人間はいつも前向きで元気はつらつとしていると、すべてが順調にいくようになります。そういうときの心の状態は、よい遺伝子をONにして、悪い遺伝子をOFFにするはたらきがあるのです。その仕組みはまだ全部わかっていませんが、最近よく言われるプラス発想の意味も、この辺にあるといってよいでしょう。
この書き方の調子が佐保田先生の『88歳を生きる』と似ている。
遺伝子をONにすることが、ヨガによる免疫力向上とつながるんではないだろうか。
心の持ち方という、唯物的ではないことが体に影響を与えるとは、西洋医学では今まで問題外といわれてきたこと。
遺伝子の解明が進むにつれて、ヨガの精神的肉体的効果が実証されていくのがすごいと思う。
古代インド人ってなんて賢かったんだろう。