大したことでもなく、もう解決がついているようなことに心を悩ませている。
不幸を探してでもいるかのようだ。
最近の出来事であるが、大変なことをしでかしたと大慌てしひどく落ち込んだ。
それが結果的には案外そうでもなかったので、心からホッとした。
それなのに、良かったよかったと満足できずに、あれこれもっと細かい別のことで後悔したりしている。
大事にならないと小事(?)を大げさに考えるということか?
人の心は悩みを捜して悩み続けることを欲してでもいるかのようだ。
考えれば、空気があり呼吸が困難でないこと、太陽が降り注ぎ寒くないこと、寒くても十分な防寒の衣類が手に入り、それに流行やら好みまでつけ加えることができる。
一番ありがたいのは、平和であり命の危険がないこと。
そんなありがたい僥倖に感謝しないでいる。
心に平安がなければ幸せにはなれない。
外にではなく内側にこそ幸せはある。
だけど、お金や物、人間関係への執着があり、なかなかその境地に到達できないことが人間の苦悩。
その解脱を説くのがバガヴァッド・ギーター
ギーターの勉強をしていて本当によかった。
この知恵がなかったら、もっと苦しんで人にもつらく当たって、それが自分にも跳ね返ってより不幸になっていたことだと思う。